表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
社畜RPG~異世界で社畜は成り上がる~  作者: 藤畑晴輝
レベル5:悲劇
131/240

レベル5ステージ16:お互いで利用

前回のあらすじ

将軍イルこと悪魔イーヴィルは人間を喰らうために軍部を利用している。そんなイーヴィルが見つけたのが快たちであった。

 イーヴィルは凍結していた。それで同じことばかり考えていた。

(こいつら、絶対に何か企んでいるだろ。)

 だが、見てしまった以上は手出しなしは都合が良すぎる。イーヴィルは感じ取っていた。この3人が普通の奴隷とは思わず、勇者やらに近い存在だということを。

「お前ら、ここから出たいか?」

「は、はい!出させてください!」

 (アンナイ)がそう言ったため、イーヴィルは彼らを解放した。それと同時に模索を図っていた。

(こいつらを利用すれば、仲間たちがより良い進化を計れるかもしれないし。さらに、調子に乗っている軍部を一斉に潰すチャンスだ。)

 このようにイーヴィルは企んでいた。


 快たちは、突然走り出してきたイーヴィルにビビりつつも脱出してもらった。快たちはイーヴィルたちに誘導された。すると、突然イーヴィルが止まった。

「お前らはどうしてこんな地下牢へ来たんだ?」

 そのようなことを聞かれるとも思わなかったし、考えてすらいなかったため、快は迷った。

(ど、どうしよう…)

「俺たちは食料を万引きしようとして落とされました。」

 ジウの咄嗟の判断で言ったことをイーヴィルは「ふーん。」と言いながら頷いた。

「とことん悪い王国だな。でも、よかったな。あんたらは救われるぜ。」

 その顔を見て、快はどこか寒気を覚えた。この男の見る目がまるで獣みたいだからだ。

(おそらくこの人は何か隠していることがある。それで俺たちを利用しようとしているのだろうな。でも、今は俺たちもその策略に乗るしかない。)

 このようにお互いで利用する間柄となったのだ。


新ステージ byシュレディンガー

今回も読んでいただきありがとうございます。レベル5ステージ16いかがでしょうか?

快とイーヴィル。お互いの目的のためにお互いを利用することを選択しました。波乱が起こること間違いなしです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ