表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
辺境の加護姫  作者: 椿
1/1

辺境の加護姫

ゆっくり更新です。よろしくお願いします。

「見て見てお父様ー!綺麗な真珠を見つけたのよー!」


キラキラと輝く珊瑚色の髪を靡かせながら、白いワンピースを着た少女が満面の笑顔で手をふっている。


「どれどれ見せてごらん。ほんとに綺麗な真珠だ。よく見つけたね」


お父様と呼ばれたその男性は、小さな少女を見つめて優しく目をすぼめた。


「あのね、お父様。これお母様にプレゼントしてもいい?お母様は生きているとき海が大好きだったんでしょ?だったらきっとこの真珠のことも気に入ってくれると思うの。ダメ??」


少女は父親の顔をうかがいながら尋ねた。


「お母様にあげてもいいのかい?ネックレスとかに加工して、自分で持っていてもいいんだよ?」


「ううん。お母様にあげたいの。だって私が初めて見つけた真珠なんだもの。初めては一度きりでしょう?自分の分はまた探すからいいの。」


「そうか。お母様もきっと喜ぶだろう。お墓によってプレゼントしてから帰ろうか?」


「いいの⁈ヤッター!お父様ありがとう。そうと決まれば早く行きましょう!」


「こらこら慌てない!転んだら危ないだろう。お父様と手を繋いで行こう。」


今にも走り出しそうな小さな少女の手をとって、2人は海辺をあとにした…





ここまでお読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ