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詩集「再见」  作者: 維酉
トーキー
6/35

till

河川敷に小石

ふっと投げて水平を跳ねる

てめーの石じゃ遠くにいけねえ

そんなふうに笑うなよ

泣きながら笑うな


春はどうせ死ぬ

脆弱性に見落とした電波

綿毛の散ったたんぽぽの前で

日々は無力に横たわる

凍った哀しみを背負いながら生きて

おわったひとの代わりになる


寂しさを紛らわすようで

その実 哀しみを解凍していたよ

ふとしたときに思い出して

きみの名前の星座をつくって

かたちなんて覚えてなくて

星の並びはぐちゃぐちゃで

てめーの星はどこに輝いてんのか

わかんなくて


砂塵 渦中 昂然

群青 黄土 紅蓮

きみがなにも遺さなかったように

あたしもまた なにも遺せないでいるよ

いまも星を捜している

まっくろい星



暗い詩なんて、ここじゃなきゃ書けないんです。残念ながら苦笑


2019/04/13

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