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あか
宇宙の裏を巡る
五百光年先
平行する鳴動を数える
恒星は神様のなみだ
衛星的感情の糺弾
闇とか 藍とか
だいたいぜんぶ砕けるよ
そこに惑星のかけらが残る
浮遊する糸くず
冷凍庫の指に絡める
思念の残滓が四肢を広げる
宇宙は感動を続ける
終焉は煌々として疎ましい
この感慨も死んでしまえばいいのに
遥か
果てしなくて芯に響くよ
大抵の想いを受け流せる
流動的な心象のフォルム
柔軟で狡猾に
惑星はどこか完璧であるなら
途方もなく淋しい
いくら歩いたって
カノープスにはなれないよ
じっとしながら笑う
光は何度だって屈折した
なみだを彩るように 何度だって