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詩集「再见」  作者: 維酉
トーキー
4/35

北を指す コンパスの針

二等星はいつ消えるのだろう

都会の光に殺されていく星々とあたし

ネオンは毒を帯びていく

夜に手を伸ばす

かたちのない虫たち


彗星に震える

風と露のかなえ

虫のさざめきと明滅

光線の比況


やさしいかなしみに心を預く

肩幅ていどの信託は

それなりでありがたいよ

いま

身の丈にあった感傷論

数センチの怒りをふれる

なにかの完全に遭いたい


ビニル袋を被って

谿より深い街を歩く

恍惚としていてさめざめしいよ

かわいさの奥に虚がある

くだらない愛情に巻き込まないで

どうせここから離れないから

せめて触れないで

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