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閃光
暖かい毛布にくるまって
星を見るのです
きらきらきぃらと
光る星たち
ぱっ
と、弾けると
目も眩むやうな閃光に
弄ばれたようでいい気しないよ
星がいまより
きれいになったときのこと
まだ考えてるかい
過去といまと未来
繋がっているのなら一連の星
数珠繋ぎになったきらきら
どれが一等星
過去がそうだなんて
そんな哀しいこというなよ
思い出が繋がる
きみの住む星へと
橋が架かる
惑星を塗り替えようよ
ふたりなら、たぶん
できないこともないから
ぜんぶじゃなくていい
半径十メートルくらいの
ちっちゃなスペースで構わないから
あたしたちの惑星に生きよう
閃光が走っても
それに負けないくらいのきらめき