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詩集「再见」  作者: 維酉
閃き
30/35

つま先

ひとりで眠っていると

夜が急に怖くなって

衝動的に照明をつけてしまう

寂しいのだと思う

でもそれ以上に

あたしの手の形が

実はどんなふうで

サポーターを巻いた脚が

ほんとうにうまく動いてくれるのかを

知りたい


夜は明けにくい

真っ暗闇が無言に揺れる

照明を落とす

冷房をつける

寒くなって毛布に軽くくるまる

音楽を流す

瞼をゆっくりと閉じる……


もう眠った

どうだよ、眠ったか

つま先の小さなけがが

どんなふうか、見たくないか


真っ暗闇が無言に揺れる

音楽を止める

静寂の前に横倒れになって

なんの夢を見ればいいの

ひとの夢が見れたらいいけど

そんなうまくはいかないらしい

そんなにうまくは

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