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詩集「再见」  作者: 維酉
数式
27/35

数式

眼鏡の似合うひとだった

照れた笑いがとてもおおくて

人づきあいがすこし苦手で

いつも無理する癖があった

そんなきみだった


清濁の話じゃない

時計が狂ったわけでもない

涙を数えたわけじゃない

名前をこぼしたわけでもない


きっと確率の話

もしくは割合の話

ぜんぶ数字ではじき出せるのかな

歓びと哀しみの数式


歓び たす 哀しみ は

歓び ひく 哀しみ は

歓び わる 哀しみ は

歓び かけ 哀しみ は


きみ たす あたし は

きみ ひく あたし は

きみ わる あたし は

きみ かけ あたし は


四則演算の感情なら

それはきっと無理数の話

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