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詩集「再见」  作者: 維酉
数式
25/35

ワンダー

幸福論者にはなりたくないけど

だからって不幸を振りまきたくもないな

ちょうど真ん中くらい

どちらにも加担しない

フェアな人間でいたいんだ

きっと無理だけど


真夜中に あたしの魂が

ふっと抜けて 窓から飛び出ていく

雲へ向かって

月へ向かって

どんどん浮上していく

そしてふと見下ろした街は

平坦で のっぺらぼうで

あたしの身体だけが光り輝いている


なにもない場所に

なにを見出したらよいだろう

明度と彩度の違いくらいしか

見つからないのではなかろうか


小さく咳をする

だれもいない だれもいない

あたし以外にはだれもいない

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