表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集「再见」  作者: 維酉
数式
23/35

宇宙がどこまでも完璧なら

あたしに欠陥があるはずないよ

隅々まで突き詰めても

文句のつけようがないくらい

完璧であるなら


内観的文学の限界

荒波立つ大洋のサイン

頼りないボートじゃ

流されないので精一杯

広い陸地も歩けなくて

空も飛べやしないのなら

この大洋を往くしかない


いま

途方もなく奥行きのある

右に聳えた塔

その中

目を回すような螺旋階段の

一番突き進んだ先から

濁流が押し寄せる


後世、

伝えきれない

遺しきれない感情の残滓が

きみを求めてやまないよ

鳴って鳴ってうるさいんだ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ