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詩集「再见」  作者: 維酉
スー
15/35

ビニル傘

青か白かむらさきか

判断のつかない雨に降る

鋭い刃で切り開いた

文明の腹はわからない


高架線、溶けた

月曜日のさめざめとした朝

腹をすかせた羊たちと

ラッパを吹いて目覚める朝

近いところになにもなく

遠いところに君がいて

あてもなく

名前をこの手で

掴もうとしていたり


ビニル傘に乗って

あの日の空に飛び立ってみたい

あまり夢を見なかった

あの日のあたしを叱ってみたい

手のひらは

まだ小さかろうとも

なんでも掴めたはずの

君の名前


名前すらないストレンジャー!

メトロポリスを壊そうじゃないか

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