表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集「再见」  作者: 維酉
きみの住むまち
11/35

テーブル

きみのこころはどっちつかずで

いつも振り回されてばっか

好きにさせてるわけじゃなく

ただ手を掴んでいるだけ

ただきみに覚えていてほしいだけ


寂しさを裏返したら

空虚がとぐろを巻いていたように

きみもまた

ひとり

席について

冷えた哀しみを咀嚼していたよ

あたしはきみの目の前に座り

きみの視界の中で呼吸し

ときたま笑って

あたたかさを育もうとしたよ


このテーブルに並ぶ

愛は感情の形であるかい

いまはどうだっていいけど

いつか大切になること

それに形を与えなきゃ無理だ

ひと繋ぎなんてとうてい


階段状の道

終わりはないようで ある

皿を片付けてしまったら

たぶん もう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ