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最前線演習報告書

『ハイド・アウト 最前線演習報告書。

 射出機能付き大両剣グラン・バディについて。

 エヌス前線に於ける防衛作戦に際し、グラン・バディは目まぐるしい戦果を挙げたり。詳細は以下に記載する。

 狼型四十八体、兎型十五体、亀型三体、蟹型三体。以上、計六十九体。

尚、上記戦果は後に派遣された調査隊が発見せる物に限定されている。当時の戦況と枯族の死体の性質を鑑みれば、更なる戦果があった可能性、否定し難し。

以下、観察官としての記録と所感を交え、この武器の有用性について記載する。

上記の戦果に加え、ギガルトル・ティタン大佐は人型の枯族と対峙し、相討つ形でその討伐に成功した。絶命の瞬間、然る死体は完全に消失した為、戦果への計上は控えるに至ったが、監察官の目には、確かにその激戦を焼き付けたり。

 軍内部で流れる、『枯人』なる迷信めいた報告と合わせ、調査の継続を求む。

 グラン・バディとギガルトル・ティタン大佐の活躍は、魔力適正と聖力適正を持ち合わせぬ兵士の有用性を示すものと評価する。

 尚、ギガルトル・ティタン大佐は人型の枯族との戦闘の最後、グラン・バディのホルダー部における火気への脆弱性を活かし、討伐に至った経緯あり。されど、これはこれは即ち、当武器の構造的短所として看做すべき点なり。今後の運用と開発に於いては、此の欠点を踏まえた上での改良が求められるものと心得る。

 最後に、この国の存続を賭けて戦ったギガルトル・ティタン大佐の死に、遺憾と敬意の念を示して。

ハイド・アウト第一班、セクレト・バイス少尉』


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