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女装子「田森 はるな」の日常  作者: くわがた
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第10話 初プリ

 僕たちは、ゲームセンターに向かうと、二人の女の子がおすすめの機種を教えてくれた。そして、僕は二人の女の子と人生初めてのプリクラを撮ることになった。

 まずは、この機種は利用料金が一回500円だったので、僕は100円を払って、ほかの二人は200円ずつ支払った。

 そして、僕たちは撮影タイムになった。

 中に入ると、僕たちは、持っている荷物を写真に写らないところにおいて、撮影した。

ちなみに、僕は撮影中はいつも真ん中でポーズを決めていた。

 そして、撮影が終わると、僕たちは落書きを楽しんだ。

そして、落書きが終わり、僕たちはブースの外で写真が出てくるのを待っていた。

しばらく待つと、機械からはがきサイズのシールが出てきた。

 それを、背が高い方の女の子が持って、ゲームセンターの中に設置していた椅子まで行った。

「そういえば、自己紹介やっていなかったからやろう」

 まずは、少し高い方の女の子が自己紹介をした。

「私の名前は横井よこい 沙喜子さきこだよ。高校二年生だよ。今日プリクラ取ってくれてありがとね」

続いて、もう一人の女の子が自己紹介をした。

「私は大町おおまち 綾香あやかです。沙喜子ちゃんと同じ高校二年生だよ。はるなちゃんの大のフォロワーだよ」

「二人ともよろしくお願いします」

僕は、二人が年上だったので、敬語で話してしまっていた。

「私の名前は、田森はるなです。ちなみに、本名は幸助です。高校一年生です。よろしくお願いします」

僕がこんな感じで敬語で話していると、綾香さんが「はるなちゃん、私たちとはため口で話してくれない?」と言われたので、僕は今後二人とはため口で話すことにした。

「わかった。これからはため口でしゃべるね」

「ありがとう」

そう綾香さんが言っている間に僕のスマホの着信音がなった。

 「はるなちゃん、今日の写真、ラインで写真送っといたから、見てね」

そう沙喜子さんに言われると、僕はスマホで沙喜子さんから送られてきている写真を開いた。

すると、かわいいこが三人映った写真だった。もちろんこの写真の中には僕も映っている。僕はこの写真が気に入ったので、保存した。

「そういえば、今日の写真記念だからsnsであげてみたら?」

そう沙喜子さんが言ったので、僕は写真をあげることにした。

「うん」

僕はそう言って、先ほどの写真をsnsにあげてみた。

すると、沙喜子さんと綾香さんが「いいね」を付けてくれた。

 「沙喜子ちゃん、綾香ちゃん、ありがとう」

僕は、女装している僕にこんなに接してくれる人がいて、とても嬉しかった。

 そして、僕のフォロワー二人は僕の友達になってくれた。

 そして、僕たちは解散となった。

「あっ、そういえば、今日初プリだったんでしょ!記念に写真あげるよ」

「ありがとう」

僕は沙喜子さんから写真がもらえてしても嬉しかった。

 そして家に帰ると、僕は沙喜子さんと綾香さんのsnsアカウントをフォローした。


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