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データにない出会いその2
焼け焦げた土地
崩壊した民家
そこにに2つの影があった。
少年「ねー!こっちに赤ちゃんがいるよー!」
?「可哀想に...まだこんなに小さいのに。
火傷をしてしまっているね。私が治してあげましょう。」
そう言うと、マントは赤子の腕に手を当てた。
火傷は跡形もなく消えてしまった。
どうやら、赤子はマントの毛むくじゃらの手を気に入ったらしく触りながら笑っていた。
少年「残念だけど、この子の親は亡くなったみたい。近くに2人の死体があったんだ。」
?「そうですか...あなたはとても綺麗な眼をしていますね。」
マントは赤子の瞳を眺めていた。
?「では、この子を私達の家に招きましょう。一緒に来てくれますか?」
少年「赤ちゃんに聞いても分かんないよ」
赤子はマントの指をしゃぶり始めた。
?「これは...OKという事ですかね!?」
マントは嬉しいそうにしていた。
?「では、帰りましょうか!」
そして、3人の影は消えた。