■モブすら小ネタ集 No.101~150
※こちらは小説ではありません。
#いいねされた数だけうちの子の幸せな設定を晒す
↑のタグが面白そうでついたに呟いたら、たくさんいいねをいただけました。
(ページ下部にもリンク置いています)
直近を除いて、101.から150.まで、まとめて見やすいようにこちらにおきます。
こんなにたくさん小ネタができたのは、読者様のいいねのおかげです。
なので、読者様との合作みたいなものですね。リクいただいたりしましたし。
本当にありがとうございます!!゜+.ヽ(≧ワ≦)ノ.+゜
顔文字使ったり表現ゆるいのはご容赦ください。
※SNSで打ち間違えた箇所などは、こちらで修正して載せています。
101.[四章50.以前]
フランクたちの旅立ちの朝、
イングリットの酒場のテーブルには、携帯できるよう包まれた軽食が。
それを手にスイングドアを出たところで、フランクは、一度だけお辞儀をした。
それ以降、振り返らずに去るフランクたちの背中を、酒場の二階から見送る影があったとは、彼らは知らなかった。
102.[五章55.]
「そういえば、入れ替え子の話はある王国の王位継承騒動が元になっていて、暗殺の危険のあった王女を影武者と入れ替えたという説がありまして……」
ザスキアがそっと声を潜めたので、リュディアたちはごくり、と固唾を飲んで続きを待つ。
どきはらなジャンルにも興味を持ち始めるお年頃です。
103.[五章55.以降]
お嬢の逆鱗に触れたレミアスは、身体を直角に折ってザクに謝罪した。
レミアスの考えも解るため、まったく怒っていなかったザクは謝罪を受け取りつつも、何でこんなことになっているのか、と内心首を傾げるのだった。
そして、あとで怒らなかったことをお嬢に叱られる。
104.[五章55.関連]
レッケブッシュ家はベルに限らず魔法オタクが多い。
レミアスの母もかなりの重度で、当時、火属性魔力量が一番多いことに惚れ込んで、騎士団長に喜び勇んで嫁いだという。
なので、騎士団長は、妻が自分の魔力目当てでしかないという疑惑をずっと抱えており、誤解が解けるまで数年を要した。
105.[五章55.関連]
シュターデン家は女だろうと強い。
ベルの母親も元女騎士だった。
しかし、レッケブッシュ家に嫁いで以降、魔物討伐から帰るたびに旦那が
「怪我はないか」
と毎度心配してくるのが、大層くすぐったかった。
額を切って帰った際、蒼白になる旦那の顔を見て、騎士団を辞める決意をしたという。
106.[五章56.]
ザクたちが温室でお茶するときのお茶請けは、手掴みで食べられる焼き菓子が基本です。
ヤンが来て以降、ザクが一~二個持って帰りたがるので、カトリンさんは少しだけ多めに用意するようになりました。
ヤンに渡す頃にはお菓子の名前を忘れているので、ザクは美味かった、と感想だけ伝えます。
107.[五章56.以降]
謝罪も感謝も言えていなかったことを思い出したマリヤ。
パウルと休日が三人被った日、借りた上着を返しがてら、ぎこちなく伝えると
持って帰るのを忘れそうだから家に届けて欲しかった、と不満を言われる。
かちんときたマリヤは気が利かないのはどっちだと応酬して、結局いつも通りとなった。
108.[二章28./side11.以降]
その後、フィルちゃんの体力的に徒歩ではないだろうと、バウムゲルトナー家までの移動手段を訊いたロイ様。
背負ってもらったと聞き、興味を持ったらしいロイ様は、今度しようかと提案した。
フィルちゃんが、眼を輝かせて二つ返事し、一番軽いドレスを探したことは言うまでもない……
109.[五章57.]
フローラは、ヤンがザクをアニキ呼びしているのを見てきたため、彼は自分と同じだと思っている。
だから、兄呼びをしない。
けど、歳上なのでさん付け。
弟弟子の意味を、まだよく解っていない五歳児です。
110.[五章57.以降]
これ以上の人に知られては身が持たないので、内緒だとその場にいる者たちに箝口令を敷いたお嬢。
だが、一人
「どーしましょー(*´ω`*)」
とペトラだけは、なかなか首を縦に振らなかった。
主人の弱る様子を堪能してから、ようやく頷く。
無駄な疲労をさせられたと、お嬢は気付いていない。
111.[五章57.以降]
ふと気付く。
ザクの存在を明かしたので、今年は正直に彼の誕生日プレゼントの相談ができる、とお嬢ははにかんだ。
そんなお嬢を見て、トルデ嬢たちは全力で力になろう、と心を一つにした。
友人たちに相談して、革製の剪定鋏入れを贈ると、ちょうど父から鋏をもらったとザクはとても喜んだ。
112.[四章45.以降]
アニカ様が聖夜祭の贈り物は何がいいか訊くと
孤児院の子供たちは揃って、紙と筆記用具を欲しがった。
なるべく安価な便箋の束に共有のインクとペンを贈ると、
子供たちは覚えた文字で、感謝の手紙をアニカ様に贈った。
その後、感激のあまり泣き出すアニカ様に、子供たちは慌てることになる。
113.[五章59.]
「王族の横暴」を身をもって知っているマテウスは、主人の言葉を遠い眼をして聞いていた。
そして、これから苦労するであろうトビアス少年にそっと同情した。
そんな同情をされていると知らないトビアス少年だった。
114.[五章60.以降]
数日で枯れて色が落ちてしまう、とザクに言われたお嬢は、ものすごく葛藤し、その結果、銀杏を押し花にして小さな額縁に飾ることに。
潰すのが勿体なかったので、押し花にする前、一日だけ銀杏の薔薇を眺めていた。
その忘れないようにする主人の様子をカトリンは微笑ましく見守ったのだった。
115.[五章59.以降]
後日魔術省省長のレッケブッシュ侯爵預かりとなったトビ。
つまり、魔法オタクの巣窟に放り込まれ、ベルの質問責めに合うことに……
当初大人しくしているつもりだったが、あまりにもしつこかったので、「お前、ウザい!!」と素を出してしまう。
以降、ベルと忌憚のない討論をするようになった。
116.[三章37.]
マテウスは軍人(平民)上がりで近衛騎士に昇進したため、貴族出からの非難がもちろんあった。
だがロイの提案で、
試合場にロイ、その前にマテウスが立ち、二人の前に腕のたつ近衛騎士十人を配置。
ロイは、自分のところに来させるな、と命じ、マテウスに十人抜きならぬ十人止めをさせ黙らせた。
117.[五章59./60.]
主人の言語にならない声を聴き、即座に東屋へ駆けつけた委員長。
何をしたのかザクに問い質すも、プレゼントを贈っただけだと言う。
そんなはずはない、となお追及しようとしたところ
これ以上口を開かせてはならない、と
声にできずにぶんぶんと首を横に振る主人に縋られ、委員長は断念した。
118.[五章61.以降]
ザクが十五になった頃、ヤンの背を抜いた。
「やっぱり抜かれたっす」
とヤンは晴れやかに笑った。
歳下の成長を心から喜ぶ様子に、彼はやっぱり長男なんだとザクは再認識した。
それから、故郷の弟妹がどれだけ大きくなっているだろうか、と少しだけ二人で話したのだった。
119.
字がほとんど書けないヤンは、お嬢の提案で毎年故郷に絵葉書を送っている。
毎回、ヤンは押し花で庭の絵を描いて贈る。
いつか造園の素晴らしさを家族に解ってもらうために。
葉書のための押し花は、お嬢が作って彼の誕生祝いに贈ったもの。
彼の誕生月はボーナスに葉書一枚が必ず付いている。
120.[五章52.以降]
エルンスト家にきて初めての誕生日。
休みをもらってどうしようか、と小屋でぼんやりするヤンのところに、
「お花でお絵かきしよう!」
とフローラが遊びにきた。
付き添いだというお嬢が、妹の分だけにしては多い押し花の量を用意しているのをみて、ヤンは贈り物だと気付く。
それが始まり。
121.[最終章以前]
父親のデニスに届かなかったものの、長身になったザクは喜んだ。
なので、学園入学まで、母親のナターリエとの約束通り、家の力仕事を意気揚々と手伝っていた。
手伝うことはないか、と催促してくるのが可笑しくて、ナターリエは笑いながら頼みごとを探していたという。
122.[最終章以前]
ザクが入学するまでの二年、ニコちゃんはイーゼお姉ちゃんにべったりだった。
そのため、強制的に婚約者とは結婚するまで清いまま。
卒業後に結婚が決まっていたため、ニコちゃんの最後の悪あがきと解っていたイーゼお姉ちゃんは、微笑んで弟と一緒にいれる時間を堪能した。
123.[最終章64.]
交渉期間
何度も女性だけの家に立ち入る訳にはいかないと、へルマンは外食での交渉を提案した。
いつがいいか確認すると、金曜日との指定があった。
ナディヤの理由は
「一番夕食作るのが面倒だから!」
と。
正直さにへルマンは笑い、了承した。
※ナディヤさんは土日休みの週5勤務だった。
124.[最終章以前]
母譲りで天然のイーゼお姉ちゃん
在学中、リース先生を「お兄様」と呼ぼうとして、ニコちゃんに何度も止められる。
教師としてしか対応するつもりのない生真面目なリース先生は、ニコちゃんが止めてくれて大層助かっていた。
イーゼお姉ちゃんだけだった一年は注意するのに随分苦労したという。
125.
女子のオカルト反応
お嬢:気丈に振る舞うが内心怖い
ファニー嬢:信じるが怖くない
トルデ嬢:あまり信じないため平気
キア嬢:怖がりゆえの聞きたがり
キア嬢は怖いのに、絶叫マシン乗ったり、ホラー映画を観るタイプ。
その逆がトルデ嬢。
お嬢とファニー嬢は信じるけど反応が逆。
126.[五章51.関連]
ロイが髪を伸ばさずにいてくれることにはしゃぐフィルちゃんを見て、自分には何か要望はないかと訊いてみたクラウス。
「襟足! クラウス兄様はむしろ襟足ちょっと長い方がいいですっ」
「どうしてだ?」
「色気が出ます!Σb( `・∀・´)」
「色、気( ゜Д゜)」
妹に色気付与を要求される兄。
127.[最終章]
十六歳現在、クラウスに婚約者はいない。
息子に相応しい相手を、と厳選している体で第二王妃ジモーネが言い寄る者を抑止している。
心に決めた相手ができたときは報告する、と母と約束しているクラウス。
その日がきたときは全力で応援する気の第二王妃は、今か今かと待ちわびているのだった。
128.[最終章63.以降]
「そういえば、やった黄水晶はどうしたんや」
とフランクが訊くと
「目覚ましにしてる!」
といい笑顔でザクが答えた。
斜め上の用途で使われている事実を知り、フランクは唖然とした。
便利で重宝していると意味不明なお墨付きをもらい、何がどうしてそうなったのかとフランクは頭を抱えた。
129.[最終章66.以降]
コニーが読書家なのを知って、面白い本がないか訊いてみたザク。
「好みを把握したいので好きな作品を教えてください」
「『メーアの海』だな」
「私の聖域です」
「聖域??」
「邪な眼で見れない作品です。何でも腐らせる訳ではないので」
「色々あんだな」
聖域系を借りることになった。
130.[最終章66.以降/129の続き]
コニーが海賊モノも読むと知ったザク。
「結構血生臭いのに読めるんだな」
「雑食なのもありますが、漢気あるものの朗読なら、レミアスも読書に付き合ってくれるので……」
体力的に辛く、外出に毎回付き合えないコニーの折衷案を聞き、ザクはレミアスが昔から落ち着きがなかったと知った。
131.[最終章]
前世組の猟奇映画観たときの反応
・太一
観れるけど、エグいとこではカオに出るし、たまにびくってなる。
・夕歌
第一に観ない。観たら都度悲鳴あげるし、しがみつくものを探す。
・杏樹
静かに観る。観賞後にどこがエグかったかをカメラワークなどの評価と同等に語る。
それぞれのグロ耐性
132.[最終章66.]
学園の警備で充分だと、付き人を断ったコニー嬢は二人部屋です。
広すぎない部屋で、落ち着いて読書できて満足だそうです。
しかし、定期的に健康管理できてるかの要返信の手紙がきます。
メイドから。
翌年、フィルちゃんも同様の理由で付き人を断ろうとしましたが、却下されました。
133.[最終章66.]
コニー嬢と同室になったのは平民の少女。
当初見下されるかと思ったら、そんなことはなく、むしろそれどころではなくなった。
冊数を制限しないと無限に本を持ち込む。
酔うから、と馬車ではなく徒歩で本を読みながら通学する。
寝食を忘れるほどの本バカぶりに、注意しまくる羽目になる。
134.[最終章]
キア嬢は婚約者のゲラーマン侯爵令息と昼食をとっている。
だが、一人では恥ずかしくて何を話したらいいのか判らなくなるため、トルデ嬢が同伴する。
婚約者同士の逢瀬を邪魔するのは忍びないため、キア嬢の耐性がついた頃に友人離れをさせなければ、と画策するトルデ嬢だった。
135.[最終章]
お嬢はカトリンさんの淹れるお茶が、一番のお気に入り。
なので、委員長は頼み込んで、入学までにカトリンさんからお茶を淹れる特訓をしてもらった。
委員長が淹れ方をマスターしたため、お嬢は入学以降もカトリンさん流のお茶を飲めています。
お嬢が安らげるよう全身全霊を尽くす委員長です。
136.[最終章68.]
うちの弟妹が可愛い談義。
うちの妹も可愛いと主張しかけたお嬢だが、今は邪魔してはいけないと微笑んで聞くにとどめた。
我慢していた分をあとでザクに聞いてもらいました。
そして、妹会いたさにホームシックになる。
137.[最終章68.以降]
後日、ロイ様に好きな動物を訊かれたニコちゃん。
理由を聞いて、ぬいぐるみから離れなさい!、と叱る羽目になる。
「(フィルに似合って)可愛いのに、何故」
と至極真面目に返されて、ロイ様の妹バカぶりも相当だと知る。
とりあえず、実用品にするよう頼むのだった。
138.[最終章68.以降/137の続き]
結局、ニコちゃんに贈られたのは一方が薄い黄色、もう一方が明るい緑色の石が嵌まったカフスボタンだった。
以降、ニコちゃんは色違いのカフスボタンを普段使いするようになる。
139.[最終章68.]
ファニー嬢の義弟くん、努力家ではあったものの、早く働けるようになって誰にも迷惑かけずに一人で生きていくんだ、と意気込んで
そんなコトできる人間はこの世にいない、とナディヤさんから平手打ちを食らう。
世の中をなめるな、と怒るナディヤさんをヘルマンとファニー嬢が必死に止めた。
140.[最終章69.]
青い炎を出せるようになったレミアスの剣は、火竜の牙で造られた特注品です。
シュターデン侯爵領にある活火山に住む火竜のもので、周辺の町·村と共生関係を築いている。
レミアスが素材を得るために狩猟していいか確認したところ、生え変わるから!!、と領民に全力で止められた。
141.[最終章69.以降]
来年の競技大会は、フィルちゃんの全力応援により、決勝戦がローゼンハイン兄弟のシスコン対決になります。
ちなみに、クラウスが優勝する。
フィルちゃんはどっちが勝っても大喜びする。
142.[最終章71.]
その場にいたのでハルの発言に、ナツだけでなく、お嬢も青筋を立てていた。
けど、リゼが自身で事態を精算してしまったため、ぐっと堪えていた。
あとでザクが、ウチの子可愛いもん的に怒るお嬢の話を聞いて、宥めました。
143.[最終章]
在学中、お嬢の様子を知りたいと乞われて、報告書のようなものかと定期的に公爵様に手紙を送っていたザク。
都度、返信が返ってくるので、ほぼ文通状態だった。
卒業してから数年後、お嬢は公爵様にそれを自慢されるのだった。
144.[最終章70.以降]
ダニエル様たちが、ヴィート侯爵領に移った際、ユリアンももちろん一緒についてきました。
ヴィート侯爵領には牧草地帯があり、ダニエル夫妻がピクニックに行くと、広々とした草原をユリアンは楽しそうに駆け回るのでした。
年に一度、メルケル教会孤児院からアニカ様宛に手紙の束が届きます。
145.[最終章以降]
結婚後、シーズンオフになるとザクは、一週間ヴィート侯爵領に帰省(?)するようになった。
子供ができてからは、ユリアンと一緒に遊んではしゃぐナツとリゼを、ダニエル夫妻と一緒に微笑ましく見守る。
けれど、最終的に遊ぶ側に巻き込まれて、見守るのはダニエル夫妻とお嬢になる。
146.[side15.以降]
卒業後、
フランクが嫁をつれて帰国すると、気の強い母が泣いた。
化粧が崩れるほどに泣かれた。
嫁問題で相当心配をかけていたらしい。
初めての嫁との共同作業は母を宥めることだった。
フランクの弱点:母
147.[side15./124の続き]
浮遊魔法の実技指導中に、風属性の教師がぎっくり腰になった。
座学はともかく、実技に支障をきたすため、よい代理がいないかハーゲンに相談した。
ハーゲンは、ニコラウスに臨時の実技指導員の協力を頼む。
彼が頼ってきたのは初めてで、以前姉が迷惑かけたこともあり、ニコラウスは了承した。
148.[side15.以降]
フランクは帰国後、いろは楓の苗木を子供の集まる広場などに植樹した。
その樹が大きくなる頃には、いろは楓の種子をモチーフにした貴金属の飾りが普及し、恋人や夫婦が対で持つ習慣が定着することとなる。
149.[最終章.以降]
雷が鳴ると
父親と一緒に窓に近付いて、嬉々として眺めるリゼ。
自分に抱きついて怯える母親と一緒にソファーに座り、雷鳴のたびに肩が跳ね抱き返すナツ。
「雷属性なのに( ・ω・)」
「心の準備なく鳴られて驚かない方が奇怪しいですわ!(( ゜Д゜;))」
そんな両親によく似た二人です。
150.[side16.以降]
分けてもらった魚は宴のときに唐揚げで出された。
自分で膨らませた硝子の盃は自国に帰ってからも晩酌に使っている。
好きな色を、と急に言われても浮かばなかったので彼女に似合いそうな色を選び、案内の礼に渡した。
帰ってからも、南国を堪能したときのことを時々思い出すクラウスだった。