第三章までのおはなし - 小まとめ
前章までのおはなし。
前近代までの様々な歴史的シーンで、音響効果を担ってきた「音叉一族」の末裔、高橋椋丞、
今となっては、一族の秘技も近代電気文明に取って代わられ、無用の長物と化していたが……
ふとしたキッカケから音響監督の才能を見出され、
ヲタク系コングロマリット【製作委員会】からの執拗な囲い込みに曝されてしまう。
「自分は音響監督なんて、なるつもりはない!」
と、椋丞は様々な誘いを跳ね除けるものの……心に引っかかる存在が一人。
彼女の名は錦松雪姫、デビューしたての新人声優だった。
その類稀なる資質に一目惚れした椋丞は、「この子をスターダムへと押し上げるのが、音叉一族の末裔として正しい道だ!」と確信、彼女が主役を務めるアニメのワンクールで、雪姫を人気声優へ押し上げることを決意する。
そんな中、覇権ソシャゲの看板声優が倒れた! という大ニュースが業界を駆け巡る。
紆余曲折ありつつも、音叉の御神託により、雪姫は見事、そのヒロインの代役もゲット!
新人声優、錦松雪姫――華々しいブレイク待ったなし!
…………かに、思われたのだが……
第四章、雪姫の前に立ちはだかる大きな壁とは!?
果たして椋丞は、雪姫を輝かしい舞台へ導けるのか?
新人声優ちゃん成り上がりストーリー、ファーストステップ完結です!
『ここまでの、もし声彼女』 - 小まとめ
第三章前の登場人物紹介。
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