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プロローグ
その星は、広い、広い宇宙の、片隅にあった。
何千、何億という数字では到底表しれきれないほど無数の星々の中で、その星――ここでは「A」としよう――は遥かに進んだ文明を持っていた。
「A」に住む人々は、自由自在に宇宙中を飛び回る船を持っていたし、大勢の人が住める高い高い塔を建設することもできた。
そして彼らは、ヒーローに変身することができた。自由自在に空を飛び、重たい物だって軽々持ち上げ、腕から出す光線で悪いヤツらを木っ端微塵!
そんなヒーローに。
これほどまでに発達した文明では、思想や哲学も発達しており、これほどの技術と変身能力を持った自分たちの存在意義を、「宇宙の正義のため」に生きることと見出した。
彼らの文明はさすがに宇宙全域を網羅しているわけではなかったが、可能な範囲で星々を見回り、平和を脅かさんとする宇宙人と戦ってきた。
今、一人の女の子が、新たなヒーロー――ヒロインとして生まれる!!




