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奥手な勇者の恋の相手はモンスター  作者: ゴーヤウリウリ
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3-2-5

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「ほらほら、噂をすると仕事で疲れた地球を侵略しに来た悪者が帰ってきたぞ」と俺が帰って来る彼女を見つけたが

「どこどこ、いないじゃない」と南は彼女を探したが分らなかったので

しまった、南はヒカリの大人の姿をまだ知らないんだ・・でも、まぁいいかと

「ほら、あそこの白いビニール袋を持ったOLさんだよ」と教えてやると

「あら、本当。うちの父さん並みに疲れ切っている・・って、

うっ・・嘘でしょ、顔が変わり過ぎじゃないの。そんなに疲れているのかしら。

それに体型もスラーとなって・・、ちょっと別人じゃないの。

少し見ない間に10歳は年を取ったんじゃない」と初めて見るヒカリの大人の姿に驚いていたが、よーく見て考えて、ようやく納得していた。

「10歳は酷いな、5歳だよ。彼女にそれを言うと殺されるぞ」と注意したが

「でも、よく見ると美人だし。あんた好みの顔ね。今度その姿で遊びにおいでって言っといて。じゃ、私も夕飯未だだから、またね明日」と家に帰っていった。

「俺好みの顔ね・・確かに美人だし、スタイルもいいし、後はお酒を・・」と笑ってしまった。


 今日もまた疲れた顔の大人のヒカリが疲れたサラリーマンのオヤジようにぼちぼち歩いて帰ってくるのが分ったので直ぐに走って出迎えると

「疲れた、疲れた。だって被害者の家は遠いし、話が長いうえに方言でよく分からないんだもの。これを早急に調書して送るなんて私にはできないよぅ・・」と半泣き顔でぐったりしていた。

「そう泣くなって、それで夕飯は食べたの」

「まだ食べていない。お腹も空いた。今日も早くお風呂に入って、早く冷たいビールを飲みたい」と手に持った駅前で買ったコンビニの袋には弁当、缶ビールとおつまみが入っていた。

「こりゃ、本当のサラリ-マンのオヤジだわ」と、つい口に出てしまった。


「そうですか、疲れたオヤジOLは嫌いですか。じゃ、ここらで平助が大好きなピチピチの女子校生に戻りますか」と陰に隠れて嫌々元の姿に戻ったが

「はい、じゃビールお願いね。よーく冷やしておいてね」と袋を手渡しながら物欲しそうな顔で俺をのぞき見るので、こいつは俺の事を知り尽くしている怖い女だ、けどその顔で頼まれると・・

「分った、分った、昨日と同じように冷蔵庫でキンキンに冷やしてやるから、お風呂上がったら持って行ってやるから」とコンビニの袋を受け取ると、今日もまた仕事の愚痴を聞きながら家に帰り、居間でテレビを観ている母に気付かれずにそーっと冷蔵庫に冷やしておいた。


 ヒカリは2階に上がりながら「今日の電車は浴衣姿のカップルがいっぱいで嫌い、早くビールとおつまみで気分転換しよう」と直ぐにお風呂に入りそうだったけど、そっか、今日は日曜日で近くのお寺の参道で秋のお祭りでもしているのか、彼女と2人で行くと楽しいかな、急げばまだ十分に間に合うなと時間を確かめた。

「ヒカリ、お風呂はちっと待った、楽しいお祭りに急ぐぞ」と彼女に告げると居間で寛ぐ母に彼女の浴衣を直ぐに用意してもらって「お腹が空いた、ビール飲みたい」と騒ぐ彼女の口を押さえ、手を引っ張って2人してお祭りへと出かけて行った。


 

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