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奥手な勇者の恋の相手はモンスター  作者: ゴーヤウリウリ
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3-7-8

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 時間が経つのは早いものだ。いつものように母と2人で夕飯を食べてしまい、

今日は疲れているし、左手も悪いので夜の練習はしないで風呂に入って、後は寝るだけだと部屋でスマホをいじっていると

「あっ、南に遊びに行こうって誘っていなかった」と思い出し、メールをすると「話があるので、今から来ない」と返事か来た。

どうせ今夜はする事がなかったし、何故だか今日は南にもう一度会いたかったので

「今から行く」と返事をすると直ぐに隣に出かけた。


 南も既に食事を済ませ、風呂にも入ってしまっていたのか、いつも会う時の制服姿とは違いパジャマ姿だった。彼女のパジャマ姿を見るのは初めてではないが、

何故か今日はじっくり見てしまい、顔はもてるアラタが惚れる位の美人だし、スタイルはいいし、胸はサクラより大きいし、そのうえ柔らかいし・・と考えていると

「なに、私をじーっと見て。また変な事でも考えているの、スケベがこんにちわしてきたの」と彼女が呆れていたが

「いや、俺とお前はずーっとこうして仲良く会っているのに、どうして2人は恋人同士にはならないんだろうね」と率直な疑問を投げかけると、彼女の顔が急に赤くなった。


「それは、あんたが、優柔不断だからよ」と暫くして答えた。

俺にはよく意味が分からなかったので

「そっか、俺のせいか。もし、俺が真面目なやつなら、2人はつき合ったのかな」と尋ねると

「その時は、つき合わない理由は貴方が真面目すぎるからと答えるのよ」と彼女が言うので

「じゃ、俺たち2人は一生付き合えないのか」と俺が笑うと

「たぶん貴方と私は一生付き合えないよ」と答えた。


「じゃ、アラタとならどうなの、付き合えるの」と訊くと

「彼とは現在、過去、未来の三生付き合えないわよ」と相当酷い答えだったので、アラタの南への思いは絶対に成就しないなと思ったが

「再来週の日曜日にでも、4人で遊びに行くか」と尋ねると

「もちろん、いいわよ」と良い返事だったので

「俺とアラタでいいのか」と再度尋ねると

「貴方とアラタさんでいいのよ」と頷いた。俺には女心というか南の心がずーっと昔から分らないままだった。



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