黒点の上に立つ
エタです。
――西暦19XX年。突如として男子のみが罹る致死性の伝染病が世界中で同時発生し、同時に男子の出生率が大幅に減少。結果として、世界全体が男女比1:50という圧倒的な女性社会と姿を変えた。
それから20年後の日本。一夫多妻制の成立と共に大きく変化したのが、高校が「出会いの場」としての役割を持つようになり、各種お見合いイベントが開催されるようになったことだ。
高校在学中のイベントで男女は出会い、「婚約活動」=「婚活」に励む。そして男子1人に対して1年生のうちに5〜6人、最終的には30人近い女子が婚約を結ぶことが普通となっていた。
めぼしい女子に目をつけて囲いこみ、肉欲にまみれたこの世の春を謳歌する男子と、あの手この手を尽くして少しでも優秀な男子のハーレムに入ろうとする女子。
そんな狂騒に満ちた高校のなかで、他人と距離を置いて静かな日々を過ごす少年がいた。彼の名は、紫藤実秋。「変わり者」の実秋のまわりには、彼のことを気にかけ続けてハーレムに入ろうとしない幼馴染をはじめ、次第に『誰か』になることのできない女の子たちが集まってくる……。
――西暦19XX年。突如として男子のみが罹る致死性の伝染病が世界中で同時発生し、同時に男子の出生率が大幅に減少。結果として、世界全体が男女比1:50という圧倒的な女性社会と姿を変えた。
それから20年後の日本。一夫多妻制の成立と共に大きく変化したのが、高校が「出会いの場」としての役割を持つようになり、各種お見合いイベントが開催されるようになったことだ。
高校在学中のイベントで男女は出会い、「婚約活動」=「婚活」に励む。そして男子1人に対して1年生のうちに5〜6人、最終的には30人近い女子が婚約を結ぶことが普通となっていた。
めぼしい女子に目をつけて囲いこみ、肉欲にまみれたこの世の春を謳歌する男子と、あの手この手を尽くして少しでも優秀な男子のハーレムに入ろうとする女子。
そんな狂騒に満ちた高校のなかで、他人と距離を置いて静かな日々を過ごす少年がいた。彼の名は、紫藤実秋。「変わり者」の実秋のまわりには、彼のことを気にかけ続けてハーレムに入ろうとしない幼馴染をはじめ、次第に『誰か』になることのできない女の子たちが集まってくる……。
「ぼく」のはじまりと、周囲との関係のおわり
男女比1:1の世界
2018/01/25 11:29
(改)
御原侑理-0
2018/01/25 11:00
(改)
この世界についての手短な解説-1
2018/01/23 22:48
(改)
閑話-1
とある女子たちの会話
2018/01/23 19:25
(改)
「男女比維持法」についての補足説明
2018/01/25 11:03
(改)
日暮夕陽
日暮夕陽-1
2018/01/24 19:00
(改)
日暮夕陽-2
2018/01/25 19:03
(改)
日暮夕陽-3
2018/01/26 19:00
(改)
この世界についての手短な解説‐2
2018/02/02 09:12
日暮夕陽-4
2018/01/27 19:00
(改)
日暮夕陽-5
2018/01/28 19:00
(改)
日暮夕陽‐6
2018/01/29 19:00
(改)
変更点と追加部分について
2018/02/04 19:00
日暮夕陽-7
2018/02/05 19:00
日暮夕陽-8
2018/02/06 19:00
日暮夕陽-9
2018/02/07 19:00
(改)
この世界についての手短な解説‐3
2018/02/08 19:00
日暮夕陽‐10
2018/02/09 19:00