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銃は発射された
銃は発射された
マスターのドムとビシンは、10メートルほど離れて向き合っていた。
ドムは、銃を構えており、ビシンはしっかりとした目で相手を見ていた。
そして、ビシンは言った。
「気にすることはない。」
それを聞いて、ドムは、ちょっと銃を押すと同時に、引き金を引いた。
そして、あと一発、そして一発、続けて五発を打ち込んだ。
最初の弾丸が発射されたと同時に、一瞬ビシンの姿が残像を残し消えたのだった。
そのため、見ている者たちには、弾丸はビシンの体に吸い込まれたように見えたのだった。
そのあと、ビシンの残像が消え、現れたのは、
マスターのドムの頭の上を飛んでいるビシンの姿であった。




