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1対2
1対2
最初に、ビシンが、闘技室に降りていった。
そして、セルフ6人のうちの二人が降りていった。
「まずは、二人とやってくれ。二人は、何の道具も持っていないから、
最初は、二人を相手に素手で戦ってくれ。」
と、マスターがビシンに話した。
ビシンは、1対2という形の戦いで、二人の前に離れて立っていた。
そして、相手の二人は、防御服を体につけていた。
二人は、ビシンとの距離を少しずつ詰めていき、セルフの二人の間は、
広げていっていた。
セルフの二人は、ビシンに何の威圧感も感じることなく、
そのまま、今にも攻撃に入れると思ったが、
確実に決めるため、二人は、もう少し中に入ることにした。
しかし、ビシンは少しも動くことはなく、黙って立っているだけであった。
それに、何にも考えていないようである。
それと、スーツ姿であったため、ただの、普通にいるサラリーマンの体である。




