ヒューマンエンゼル
ヒューマンエンゼル
その者は、話を続けた。
『ビシンくん、君は運がいい。
わたしは、ヒューマンエンゼルと呼ばれている。名前は、サキ。
ラッキーだ、ちょうど、通りかかっただけだからね。
今、僕ら以外は、時間が止まっている。
僕らの話は、誰も聞いていないから。
君次第で、この流れを、変えることができる。
それは、なぜかだが。
それは、君が思っている通りの人生、そう、恋罰。
そう、恋罰だからなんだが、
きみは、恋に罰せられていると思っているだろう。
その通り!
その通りなんだよ。
きみは、前世で、恋に関して、約束を破ったと言うか、
やらなければいけない事を、やらなかったと言うことだ。
まあ、よくあることだが、きみは、特別だから、困ったことだ。
わたしと会ったのは、良いのか、悪いのか、まあ、いいとしておこう。
いま、きみの覚悟によって、行き先が決まるから、よーく聞いてくれ。
この状態のなかで、生きたいか、諦めるか、それだけだ。
これは、きみのこころ次第。
君のこころの覚悟を、わたしが判断して、本物だったら、
そのどちらかの道へ、行かしてやる。
どちらか決めて、心で叫びなさい。
諦めたら、死ぬだけのこと。
何も悔いがなければ、諦めればいいだけ。
じゃ、返事を待ってる。』
『何を言ってるんだ。生きたいに決まってるだろう。
おまえは、死神じゃないのか?』
『わかってないみたいだな。
わたしは、ヒューマンエンゼル、天使みたいな者と思ってくれ。
そして、いま、君の生き死にを、決められる立場にあるということだ。』
』