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ミオの記憶
ミオの記憶
ミオが放った4発の銃弾は、敵の両腕と両足にそれぞれ入り込み、
その者は、動けなくなってしまい、その場に倒れこんだ。
そして、ミオの下になって浮いているビシンの方は、すぐにフカに連絡を取った。
毒ガスが、この部屋には充満しているため、入らないように、ということと、
毒ガスに対応する部隊を、至急、呼んでくれることを頼んだ。
そしてビシンは、ミオに向かって話した。
「やっぱり、そうだったのか。
ところで、前世の記憶は戻ったのか。」
「残念だけど、記憶は戻ってないわ。」