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1.0 縋ったのは
やっと第一章です!でも、これはモノローグ?みたいなものなので短いです。胃腸炎ツラい
無力な自分が嫌いだった
世界を恨んだ事もあった
避けられるなら寄り添わない方が
使われるなら信じない方が
争うなら解り合おうとしない方が
敵わないなら逆らわない方が
潰されるなら目立たない方が
だから拒んで、笑顔を貼り付けて、威圧して、遠慮して、隠れてきた
…だけど本当は誰かに隣にいて欲しかった
安心して笑える様になりたかった
受け入れてくれる人が欲しかった
大切な人を守りたかった
現状を打破したかった
だから無遠慮に無計画に無警戒に差し出された手をとった
縋り付いた誰よりも奔放で無茶苦茶な存在が、誰よりも脆く、深い闇を抱えていることを今はまだ誰も知らない
ご観覧ありがとうございます