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音使いの白狐

作者:Triones
最新エピソード掲載日:2026/03/17
この世には、ヒトの目には映らず、耳にも届かない「音」がある。それは生命が形を成す前にこぼれ落ちた、純粋な響きの欠片――『響子(ひびこ)』。
白上フブキは、腰に古びた「調律器」を下げ、響子が引き起こす怪異を鎮めて回る「音使い」。雪の降る山村、霧深い港町……彼女が歩く先々で、人々の心に根ざした哀しみや願いが、異形な音となって溢れ出す。
これは、孤独な魂に耳を澄ませ、理(ことわり)を調律する、白き狐の旅路を描いた幻想譚。
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