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10.
なんで泣いてるんだ?
俺が何かしたのか?
「なあ、なんで泣いてんだ?」
木宮「俺のしたことが…情けないんだ」
木宮「なんであの時殴った?なんでだ!」
「…俺は気にしてないよ」
木宮「ごめん…」
「ああ」
あの時と変わらない雰囲気。
パンチの感覚が残る。
体に残ったあの感覚
それと同時に俺の体が右に避けた。
自分でもよく分からない。
なにが起きた?
左を見ると木宮の拳があった。
木宮は俺のことを殴って来ていた。
前と同じような空気。
咄嗟に後ろに下がり、顎を両手で防御する。
木宮「ほら。お前には才能がある。」
木宮「お前の才能は、記憶だ。」
「な、何を言って、、」
木宮「すまない。ここに呼び出したのは謝りたかったからじゃない。才能を見抜きたかった。」
木宮「お前とあってここ数日。なにか感覚があった。正直言うと試していた。友人にこのようなことをして申し訳ない。」
「じゃああの時のパンチも、俺の記憶に残させるため。」
木宮「そうだ」
木宮「学校が終わったら駅で待ってる。行きたいところがあるんだ。」
「わかった」
俺は息を飲んだ。




