とっても遅れて来た主人公^_^
「私は田中茂用といいます。」
「特に変わった処のない日本人ですね。」
「趣味?」
「当たり障りない質問ありがとう。」
「実は昔のB級映画で池袋の名画座で週末オールナイトの映画に入り提供された映画を観てました。
うーんめちゃくちゃ時間潰しですよ。」
「クレージーキャッツてお笑いグループが居てそのままドリフターズに繋がるんですけど。」
「昔ってハワイ旅行は月収並みの値段だったんですね?誰の月収って話だけど。」
「そんな時期。クレージーキャッツがハワイに行き怪しげな黒人から怪しげな草を怪しげな新聞紙に包んで買い。」
「英字新聞でオシャレって何?」
「すったもんだの話でなんか水をガソリンに変える薬を開発。」
「しかも間違えて飲んじゃって。」
「薬が、無い。もう作れない。大騒動の末にオシッコで車走らせて解決って話でした?」
言わせて頂くと普通に演技上手くて主人公の植木等のコテコテ演技もさる事ながらリーダーのはな(漢字でず)はじめが普通に演技上手くて結構シリーズ観れました^_^」
「あっ、生業言っとこう。」
左足を前に伸ばして左手を胸にあて右手を優雅に広げて深くお辞儀。「道化です。路上パフォーマンスもしてます。歌歌いますよ。オールナイトで映画を観る趣味は寮に帰ってては睡眠時間足りないから始めちゃった趣味。」
「今思うと勤めてたとこブラックだわあ。筆者さんが話しながら寝るって良くやってたらしい。」
「まあ、独身だからでなんとかなってましたね。」
いわゆる貴女の笑顔が私の報酬とか言って路上パフォーマンスで笑いを取りに行くのはストレス発散な日々です。」
「最近一番ハマっちゃった映画が、何とか女子相撲。
地方の奇祭?まあレトロ映画。女子相撲やってる訳です。当然胸見えます。」
「全く色気無いですが。」
「その横綱がヒロイン?かな?」
「旦那が青瓢箪?って言われててヒョローとした
ど近眼の人。」
「この旦那が戦争に徴兵されます。」
「当時流行った醤油をめちゃくちゃ飲んで高熱を出す兵役逃れ騒動とか色々ありましたが結局戦地に行きます。」
そしてヒロインの処に軍から眼鏡が送られてきます。
ヒロインが泣いて「うちの旦那戦場で眼鏡落として探してたら撃たれて死んだ」って泣くんです。
めっちゃ情けないですよね。
「こんな死に方はしたくないって本気で思う情けなさでした。」
「何でこんな話をするのか?」
「良く聞いてくれました。」
実は私歩きスマホしてたら普通に神隠しに遭いました^_^
えー転生じゃないの?
若くもなってないし、ど近眼も治ってないし何の予備知識も無いんですけど!
本当に気づいたら明らかに違う世界。
私?わーっ混乱。
とりあえず眼鏡してるだけで目立つけど見えないとあの旦那さんみたいに死ぬと言う恐怖。
眼鏡無くしたら死ぬ。
眼鏡無くしたら死ぬ。
眼鏡無くしたら死ぬ。
これで頭いっぱいに。
マジかあ。
はい。
主人公登場です。
映画名・映画館名そのまんまなのでもしこの小説が世に出ましたらカキカキ修正します。
いや、無いわあー。
主人公とりあえず死にたく無いモードに入ってます。近眼が生き残れますかね?




