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捏造の王国

捏造の王国 その77 国葬ならぬ酷葬強行ですかあ~。本物の国葬の直後のうえに、金はかかるは、大台風の直後に人手を割くは、国民どころか故人ですら反対ですよおおお

作者: 天城冴

国民の大反対も、台風被害も、支持率低下も、本物の荘厳な国葬と比べられることもモノともせず、アベノ元総理のコクソウを何がなんでもやろうとするニホン国キジダダ総理だったが…

毎年のごとく、数十年来の台風がくるという言語矛盾状態の気候に翻弄されるニホン国で、今年も超大型台風に酷い目にあわされまくったニホン国民。しかし、さらに国民を苦しめかねない行事を強行しようとしているものがいた。

「く、また支持率が下がったのか。…いいや、関係ない、とりあえずやってしまえば、よかったと思うものなんだ、ニホン国民は!バンバン」

と、叫んでいるのはキジダダ総理。総理官邸の執務室に珍しく一人。そのほうが、いくらでも文句をいいまくり、机をいくら叩こうと、誰にも咎められないし、みっともない姿をリークしにくいということらしい。

実質ハンニチカルトとの癒着という非常に情けない理由で殺されたアベノ元総理の国葬を、国民の大反対にもかかわらず、何が何でもやろうといきまいているものの、思い通りにまったくいかず、かえっていろいろ支障がでまくりの状態である。

「くう、あと一週間も切ったのに、ろくな外国の要人はこないし。…まあ、あのイギリスの偉大なるあの方が亡くなったのだから、し、仕方ないのか」

長らくイギリスは女王の国~、いやあの女王でないといろいろヤバいでしょ、人気も抜群だし、しかしお年が~といわれていた、あの女王がついに亡くなってしまったのだ。国民からも大人気、国葬をやっても、世界中からほぼ文句が出ないうえ、間髪いれず世界のトップたちからお悔やみが届いたという、まさにロイヤル。荘厳にして重厚なその葬儀が行われた直後がアベノ元総理の葬儀の予定なのである。しかも

「うー、あの世界で称賛される葬儀よりアベノ元総理の葬儀のほうが金がかかるし、時間もかかるし、参列者もしょぼい…。6000人とはいったものの半分以上無名の人…。カッコクレンからの誤解はなんとか解けたものの、やはり世界の要人はほとんどこないしい」

いや、もうカルトとは縁切ります、トン一教会の人は呼びません、といって米軍およびカッコクレンからの攻撃?(前回“捏造の王国 その76”)もなんとかかわしたものの、自国民どころか世界中の疑惑の目があるなか、出席=トン一教会のお仲間という目でみられるのがわかっているのに、のこのこ行く人間はほぼいないというのはわかりきったことである。

「それにいまだに反対デモだの、訴訟騒ぎだのがあるし、な、なんでそんなにい」

“それは、問題ありすぎですからあ”

と悩めるキジダダ総理にチャチャをいれるのは地獄の書記官。

 国債以外に、滅茶滅茶をしまくってニホン国を沈めさせつつあるアベノ元総理をはじめとする与党ジコウを諭すためガース前総理だのキジダダ現総理の周りに出没している。といっても実体はないので、今回はキジダダ総理のピカピカに磨かれた机の表面である。多少、たたかれて凹みつつあるが

「ああ、ま、また空耳が、いやきっと疲れてるんだ、超台風が来たため、出ずっぱりだったから」

“あ、また聞かない力大発揮ですね。まったく、ヤマキワさんとか、ハギュウダンさんとか、トン一と手を切る気もないし、どーしようもない人達ですねえ。支持率下がるけど国葬反対の数は上がり続けてるていうのに、まだやるつもりなんですかあ。今年も台風被害ですんごく大変なのにい”

「や、やると決まったし、その、やらないと…いや、幻聴なんかに負けない」

“そのお、間違いと気が付いてもやっちゃうって、すんごい負け確定ですよねえ、前の大戦みたいに。あのときも我々地獄は大変でしたが、今のほうがもっと大変になりそうですよねえ。毎年自然災害ひどくなりますし。直接の死者だけでなく間接的に死に追いやられる人も少なくなく、人心も乱れてグッチャグチャ。それらを防ぐためにお金いっぱいいるのに、今回の国葬モドキのために結構使っちゃうし”

「じょ、女王の葬儀より1億多いだけでえ」

“それで済むんですかあ。それにあの本物の、向こうの天使さんが舞い降りそうなあの葬儀と比べるとかなりみっともないセコイ葬儀になりそうなんですけどお。かなり中抜きしてますから、実際行う末端では、ちゃんとしたものが用意できませんしねえ。さらに何時間も水すらロクに飲めないって、残暑が厳しかったら生き地獄ですねえ、獄卒貸しましょうか、いっそのこと。それに警備がねえ”

「こ、今度は暗殺などさせない!ジエータイも動員…」

“超ウルトラ台風来て、被害甚大なのに、ジエータイをそんな葬式モドキに回すんですかあ。反対する人からも金をむしり取り、さらに救助活動まで邪魔するなんて、ホント死んでも迷惑って言われてますますひどい目に遭いそうですねえ、アベノさんも”

「は、何を?アベノ元総理は亡くなって」

“はい、それでえ四十九日もすぎまして、いま賽の河原にいますよお。裁きの前のせいかあ、すんごく怯えてて、泣きわめくんでえ、奪衣婆さんが呆れつつなだめてますよお”

「な、泣きわめく?な、なぜ?」

“まあ、生前嘘つきまくり、人を貶め、陥れ、間接的に大勢死なせてますからねえ。経済政策の大失敗に、ウイルス対策もメッチャクチャ。それにい、あの去年やった国際大運動大会で、ウイルスのハイブリットできて広まったって、もう研究結果が出てるじゃないですかあ。忖度で発表してないようですけどお。そこまでやれば大罪も大罪。火責めとか針の山とかで済むレベルじゃないですし”

「そ、それ以上の刑罰…、い、いや地獄なぞ存在しないんだ」

“あの、信じないなら、アベノさん連れてくるしかないんですかねえ。まあ、本人も国葬モドキやめてくれって直談判したがってるようですし”

「え?」

“普通のお葬式はちゃんとやりましたからねえ。その葬式にも法律違反のジエータイの儀式部隊出させたんで、さらに罪が重くなっちゃたし。そのうえ、国葬モドキやって国民を苦しめ、独裁国家に突き進む道を作っちゃうんなら、かなりの罪になって云々を説明したら、泣き出しちゃいましてえ。まあ、お祖父ちゃんやお父さんが今受けてる刑罰を目の当たりにして、すっかり気が動転しちゃったらしいですアベノさん。『そのうえ、国葬モドキやって国家予算とか使ったら、どうなっちゃうの、ボク。た、助けて、助けて、ごめんなさい』と毎日のようにアベノさんが泣きわめくもんだから、奪衣婆さんも困ってるんですよ。今どきの小学生のほうがよっぽど落ち着いてます”

「まあ、アベノ元総理は幼稚園児並みの知識と教養だといわれていたし、その成熟度も…。い、いや、それでも国葬はやらねば」

“ホントに、インパールナンチャラみたいですね。でも、いいんですかあ。今わかっている出席者はジコウ党と、そのお仲間、そして裏でトン一とつながりがある方がほとんど。そのうえ、厳戒態勢と称して、ほかの人々は遠ざけられる。そうなったら、どうなるんでしょうねえ”

「な、何が言いたいんだ」

“つまりですねえ、貴方方のようなニホン国の穢れを一気に払いたいって、その、八百だののなかの祓いの神さんが言っているらしいって神仏界情報がありましてえ。まあ、鎮守の森に手を付けるとか自然破壊やったうえ、自分の票のためにトン一教会だのに国を売りかねないジコウ党の奴らはやっぱり殲滅。流してしまえって、神様だかその姫神だかが物騒なことをいってるとかいわないとか”

「そ、そんな馬鹿な。神社庁は抑えているんだ、と、当然ほとんどの神も不本意でも我々の側にあるはず…」

“だからあ、貴方方がないがしろにしてきたけど、真っ当な神さんがいたらしいんですよお、地味に目立たないけど、穢れを払い、正義というか、日の元に真っ当さを取り戻したい髪さんたち。それにトン一教会とのつながりがバレてえ、さすがの神さんたちも、『いい加減、手を切ろう、ジコウ党一派と。神社庁だの関係ねえ、どうせあいつらも金稼ぎが目的で、本気で我らを祀る気はないだろ』て、雰囲気になりつつありまして。で、昨今の気象災害だの地震だのがあるのをいいことに、一気に、葬儀会場のブドーカンあたりに地を割り、竜巻を起こし、大火を発生させて…”

「て、テロだ、テロリストに手出しはさせん!」

“あのお、何度も言ってるように、人間じゃなくてえ、神さんですよお、相手は。それやられてもテロじゃなくて天罰、自国の国民も神様もやめろということやるんだから、罰が当たって当然ですね,といわれるだけですよお。捜査なんて、できるわけないじゃないですかあ、大自然災害みたいなもんなんですし”

「そ、そんなことが起きるわけが」

と、いいつつ震えるキジダダ総理。その声のトーンの違いに気づいているのかいないのか、淡々と続ける地獄の書記官

“さすがに今のとこ主流派ではないようですけどお。どうなることかと、われわれ地獄でも噂でもちきりで。一気に地獄行きが増えるのは痛いですけどお、ま、ほとんどいづれ来る方ですし、罪が増える前に来てくれた方がいいかって意見もありますんで。ことの成り行きを見守るっていう感じですわ、閻魔大王様も”

「い、いや、たとえニホン国民どころかニホン国の神が反対だろうと国葬は」

と蚊の鳴くような声でつぶやくキジダダ総理。

だが、地獄の書記官は追い打ちをかけるように続ける。

“そのう、国民も神様も当の故人すらほぼ反対で、国葬っていえるんですかね。しかも金をかけてもみすぼらしいこと請け合いなんて、国葬っていうより酷葬ですねえ。参列者もかなりキツイし、国民にも、予算にも、故人にもヒドイ葬式ですからねえ、それでもやるんですかあ”

「あー、うー」

と、ジコウ党伝統?となっている誤魔化しの唸り声をあげつつ、頭をかかえるキジダダ総理であった。


どこぞの国では、黒歴史間違いないのにコクソウモドキを強行しようとしているらしいですが、荘厳な国葬の後で金だけはかけてると比較され、馬鹿にされ、さらに無駄予算をかけて、経済的損失も甚大なんて、故人をどこまで貶める気なんでしょうねえ。やったらあの世でも大恥どころではなさそうなんですけどねえ。

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[良い点] パヨクうっざ [気になる点] アベガーキモすぎ [一言] 感情論丸出し猿w
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