言葉が分からない問題発生してました
そう考えながら森をぶらぶら歩いていた。ら、森にたまにおいてある看板の文字が読めない。例えば、
「Gaa n'obodo ahụ na kilomita iri」とか、「இங்கிருந்து அரக்கர்களைக் கவனியுங்கள்」とか。
「読めるかー!!」
そう叫び、ゾンビやスケルトンをワンパンで倒してたら、あることが頭に浮かんだ。まさか…ほかの人との話ができないのでは!?
なぜ私がこんなにも話ができないことをこんなにも懸念しているかというと、冒険者として登録しようと思っているからだ。
てか、そもそも、冒険者なんてものは存在すんのか?てか、文明はどのぐらいなんだ?私は受け入れられるのか??不安要素だらけだが、とにかく都市を探していこう。
―――もう何時間歩いただろうか。
激しい息切れ。途中で「飛行」を使って上から都市を探そうとしてMP切れになって、高いところから落っこちた。おかげで体は傷だらけ。何なら左腕からは流血している。治癒魔法を使おうにも、MPが回復しないから使えない。MPを回復させるには経験値が必要…どうしたものか…
「あれ?」
一人の、髪を伸ばせば地面につきその上3メートル以上髪が続きそうで、ところどころ茶髪の少女が近づいていてくる。
「超音波移動」
なんだ、護身っぽい体格のいい青年二人と爺さん、婆さんも一緒か。