女神連行されました
私にファイアリーの名がついたぞ…!
「これから全面的にファイアリーの世話をしていくことにしますわ。もっとも、あなたが強いことを知っているから、護衛役になってもらうためですわ。その代わりに世話をするということですわ。あと、届け出を出した女神は届け出を出された女神に攻撃することはできないですわ。数分体が動かなくなりますわ。気を付けてですわ。」
「わかりました。ゴートニンフィ先輩。」
「ゴートと呼ぶですわ。」
「はい!ゴート!」
「そして、しつこいけど絶対に転生のことは話さないで、ですわ。」
「う~ん?転生のこと~?何を話しているのかしら?お二方?」
私はゴートに小声で聞いた。
「この方は?」
「上級女神、光を司る上級女神のヒカリーナ様ですわ。」
「ねえ~?何のこと~?転生って。」
ヒカリーナがとんでもない目つきで私たち、特にゴートを睨んでいる
「あ、え、ええっとですわ…。そう!彼は転生をできる唯一の女神なのですわ!」
「いろいろと聞きたいことがあるなぁ~『彼?』どこをどう見ても女じゃないか。まるでその子の生い立ちを知ってるような言い方だったよなぁ~?」
「あ、えっと…転生した人の生い立ちをみれるんですわ…」
「嘘をつくな!女神は届け出を出したときにそのすべてのスキルが記されている。そこに転生者の生い立ちを見られるスキルは書いていなかった。また、女神は新たなスキルを得ることはない!そして、そこの子、ファイアリーというのか。そいつも、転生のスキルなんてなかった。諦めて真実を言え!ゴートニンフィ!」
「はい…ですわ…。私は上級女神様たちに叱られるのを恐れて偽った…ですわ…」
「そうか。自白したことにしといてやる。罪は軽くなる。詳しいことは女神警察で聞こう。」