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夢の中の君に恋をした  作者: 万年光一
第二章
5/9

第五話(たちばなかえで)

046

私はあの世から見て知っていた。私の妹もみじが、らくようさんに恋をしていることを。

047

私はもうこの世にはいない。だから私のことは忘れて、もみじと仲良くなってほしい。私は願った。

048

共有夢を見なくなった。神様のいたずらが終わったらしい。

049

らくようさんがらくようさんの友達らしき人と話しているところを見た。こんな会話だった。

050

「らくよう知ってる?」

「何?」

「死んだ人と夢の中で会えるおまじないがあるらしいぜ。」

「……」

「……」

「そのおまじない、詳しく教えて。」

「どうしたんだ急に、なんか怖いぞ。」

051

私は彼氏がいるふりをすることにした。私を忘れてもみじと結ばれることを祈って。

052

彼氏のふりをしてくれる人を探した。案外簡単に見つかった。

053

らくようさんが言った。

「かえでさん、横にいる人は誰?」

私は答えた。

「ああ、この人は私の彼氏。」

「……」

「私のことは忘れて幸せになってね。」

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