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夢の中の君に恋をした  作者: 万年光一
第二章
4/9

第四話(たちばなもみじ)

040

私はたちばなもみじ。最近、気になっている人がいる。そう、おおもりさん。

041

なぜ好きになったかって、それは一途なところ。お姉ちゃんを愛する気持ち、その純粋な気持ちに恋をした。

042

最近、おおもりさんがよくお墓参りに来る。気になったので聞いてみた。

043

「おおもりさん、なんで最近、頻繁にお墓参りするの?お姉ちゃんと夢の中で会ってるんでしょ?」

「共有夢は永遠に続かないんだよ。だからこうして会いに来ている。」

「これは本当にお姉ちゃんが望んだことなのかな?」

「もみじちゃん、急にどうしたの?」

「お姉ちゃんが好きな気持ちはわかるけど、このまま一生結婚もせず、独身でいるつもりなの?」

「ああ、そうだよ。」

「もう知らない。」

私は帰った。

044

その日の夜、私は考えた。近くにいる私よりもこの世にいないお姉ちゃんの方がいいなんて。でも一途なところにひかれたんだから。私は電話をした。

045

「さっきはごめんなさい。」

「いいよ、僕の方こそごめん。僕の将来を心配してくれたんでしょ、ありがとう。」

「なんか、ちょっと違う。」

「え。」

「もういい。」

私は電話を切った。

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