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王都への帰還と晩餐会

すいません。更新が遅くなってしまいました。

 王都に着いたライル達は、まずは報告のため王城を訪れていた。今回はシン宮廷魔導士が同行しており、さらに前回の騒動でユイナを筆頭にライル達の顔も多少売れているため、城門から待合室までほぼ顔パスであった。

 その後、報告内容の機密性から、王城地下の特務兵と特殊な扉を何度か通り過ぎた先にある一室で、国王と宰相に謁見することになった。この部屋は切り出された巨石により構築され、防音対策が施されており、先の魔族との戦いで作戦会議に使われた部屋だった。


「おぉ!よくぞ戻ってきた!素晴らしい成果があったとフェントールより聞いておるぞ。」

グントール国王はライル達の顔を見るなり、破顔して朗らかにそう言った。

「して、詳細はどうであったか?」


そうしてシン宮廷魔導士が主となり報告を行うと、

「イフリート達精霊とハーピー達との協力体制を築けたとな、そうかそうか、大義であった。……ふむ、イフリートの里とはそのような感じであったか、なるほど、貴重な体験であるな。……しかもシンやガルクまで炎の魔法の威力が数段上がる加護を頂けたとな。むむむ、何と羨ましい……わしも里に行ってみたかったぞ!…」

とグントール国王は興味津々な様子で報告を聞きながら段々と身を乗り出していき、最後にはアヴィが慌てておろおろしてしまうくらい、心底羨ましそうにしていた。

「陛下、それ位にして落ち着いて下さい。ライル達が困っております。」

カッセル宰相が苦笑しながら国王に伝えると、国王はようやく我に返って椅子に深く座り直し、威厳のある姿に戻ったのだった。


「さて、ではアヴィ一家は一旦、村に戻るのであるな。何かあれば気兼ねなく尋ねて来るが良い。ライル達はどうするのだ?」

「はい。私達もデントナの街に戻ろうと思います。」

「そうか、何か必要な物はあるか?」

「いえ、必要な物は無いのですが、マジックバッグの中に、道中で手に入れた物を入れておりまして、それを王都に滞在している者に渡したいと思っております。そこで、袋の返却を少しお待ち頂くか、荷車をお貸し頂けないでしょうか。」

「ふむ。王都内なら用が済むまで袋を使ってくれて構わないが……どのような物か聞いても良いか?」

「あっ、はい。全然大した話ではなく、王都に来る馬車で知り合った料理人が、珍しい食材を求めていましたので、今回北の山で採れた物を渡したいと思います。」

「冒険者ギルドに珍しい食材の買い取りで依頼を出してるはずなので、連絡と受け渡しは直ぐにすむと思います。」

「なるほど。それなら鮮度や状態を考えると袋に入れたまま持ち歩いた方が良いであろうな。ところで、珍しい食材とはどういった物が手に入ったのだ?」

「えっと、ジャイアントボア(猪)やエンペラーディア(鹿)に、譲ってもらったハーピーの卵や、噴火口にいる溶岩魚や火トカゲ(サラマンダー)も手に入ったにゃ。来る時作ってもらった料理は美味しかったから、期待してるにゃ。」

「何!それは貴重よな!期待してるということは、それで料理を作って貰うのか?」

「はい。私達とアヴィ一家に作って貰う予定です。」

「むむむ…食材を譲ってもらう訳にはいかぬよな?」

「申し訳ありません、先約ですし、まずは依頼した料理人に渡したいと思います。あまり量がありませんので振り分けられる分があると良いのですが…」

「あの何でしたら私達の分をお譲り致します。」

アヴィの両親が自分たちの分を譲ろうとしたが、

「いやこの様な事で、約束事や民の楽しみを余が邪魔をしてはならぬ。……なれば、その料理人にこちらに来てもらって、作って貰う訳にはいかぬか?それならば一口くらい頂けるであろう!?」

「陛下……」

カッセル宰相が額に手を当てていさめようとしたが、

「まぁ待て。余も珍しい料理を楽しみたいのももちろんあるが、市井しせいの流行や最先端を知るのも重要なのだ。で、どうであろう?可能であるか?」

「聞いてみないと分からないにゃ。それに陛下の口には合わないかもしれないにゃ。」

「それはこちらから頼んでいるのだから気にする必要はない。」

「…分かったにゃ。とりあえず聞いてみるにゃ。」

「すまぬな、助かる!…いや〜これで久々に、型にはまった宮廷料理以外が食べれるかもしれぬ。」

「陛下、本音がダダ漏れております……。しかし、ふむ。……それでは実現した場合には私が毒見役を致しましょう。」

「…」

「……」

「………宰相が倒れても一大事にゃ。」

「カッセルよ素直になりな。お主も食べたいのだろう?」

「……はい。」

「では、カッセルは立会人として同席すると良い。毒見役は料理長にしよう。量が十分になければ立ってるだけになるが、我慢してくれ。」

「はっ。」



「なっ!どうしてそんな話になるんだも!?」

ポルゴが滞在していた宿屋を訪ねると、宿屋には塀に囲まれたそれなりの広さの裏庭があったため、そこで手に入れた食材を見せた後、王城での食事会の事情を説明すると、珍しい食材に頬ずりする勢いで目をキラキラさせていたポルゴが、驚きで固まっていた。

「無理なら断っても大丈夫だにゃ。」

「え、でも断ったら何かまずいことが起こらないかも?」

「陛下が食べたがってたから、食材を分けるくらいはした方が良いかもだけど。無茶言う方じゃないから大丈夫だよ。」

「じゃあ、期待してる味と違ったり、粗相をしても処罰されないも?」

「あ~そういうのは心配ないにゃ。私の態度や言動でもお咎めなしだにゃ。」

「私のドジが発動しても問題ありませんでしたよ。」

「アヴィでも大丈夫だったよ~。」

「……それなら、やってみるも!」

「いいの?」

「恐れ多いけど、国王・宰相・料理長に食べて頂けるような機会2度とないも!」

「じゃあ、打合せもあるだろうから、一旦一緒に王城に行こうか。」

「……ももも!当たって砕けろだも!」

気合いを入れたポルゴを連れて王城に戻って、食事会の承諾とポルゴの紹介を行い、宰相や料理長と打合せを行った。すると存分に腕を振るってほしいと便宜を図ってくれ、王城の最高性能の調理場やストックされている食材や調味料を使用する許可を頂けた。

それからのポルゴは、いつものタヌキ獣人らしいほんわかした表情から一変して、真剣な表情で、

「全然どんな風になるか分からない溶岩魚の肉は...まず焼きと煮込みを試して......逆に冷却も試してみるも!」

と目を爛々と輝かせて灼熱の鎧のような溶岩魚の鱗を剥がして試行錯誤を始め、ライル達を驚かせたのだった。



 ポルゴが食事会に向けて準備をしている間に、せめてこれ位はとポルゴの手伝いを申し出たアヴィの両親を城に残して、ライル達はポルゴから預かった食材買い取り依頼の達成報告書と、素材(食材となる部位を取り除いた物)を持って冒険者ギルドを訪れていた。先ほどもポルゴの依頼を受けて居場所を調べるため1度訪れていたが、王都の冒険者ギルドは3階建てで1階の階高は6m程あり、かなりの大きさを誇っていた。正面の2・3階は1階に比べて5m程張り出しており、その先端を大きな円柱が等間隔で支え、開放的だが重厚な屋根付きのエントランスを形作っていた。建物の素材は石積みで、それを魔法で補強した堅固な造りとなっていた。建物の中に入ると沢山の冒険者で大きく賑わっており、1階にある受付は5列あり、職員は皆洗練されていた。

「この達成報告書の処理と、素材の買い取りをお願いします。」

依頼を受けた時に『紅月の舞』の名前を見ても少し目を見張るだけで騒がずに処理してくれた受付嬢(長い銀髪を結い上げた綺麗な方)がまだ居たので、その人の列に並びフラウが達成報告書を渡すと、

「お帰りなさい。素材を既にお持ちだったのですね。…あらっ、A評価ですか!この依頼は保存状態にも厳格で、普通の素材では評価はあまり高くならなかったのですが、さすがですねー。えっと、A評価を受けた素材は……えっ!エンペラーディア(鹿)に、ハーピーの卵、サラマンダーと溶岩魚!?」

達成報告書に書かれた素材名を見て、受付嬢もさすがに驚いて声が大きくなっていた。

 普段そつなく対応する受付嬢が珍しく驚いた声で素材名を言ったことで、まず素材名の難易度から周りの注目が集まり、さらに『紅月の舞』の特徴を知っている冒険者が気付いて「おいっ、あれって……」と言いだして、ザワザワし始めていた。

「あっ、すいません。声を上げてしまいまして。では買い取りの素材というのは……。」

「うん、食材にした以外の部位だにゃ。あとハーピーの羽根もあるにゃ。」

と言ってユイナが色鮮やかなハーピーの羽根を何枚か見せると、受付嬢は目を見開いていた。

「っ!……ふ~。えーと、羽根以外は今お持ちでは無いようですが、素材はどちらに?」

何とか深呼吸して落ち着いた受付嬢が、身軽なライル達を見て聞いてきたので、

「今だけ国からマジックバックを借りているので…。」

と受付嬢にだけ聞こえる小声で答えると、

「!…では、買い取りエリアにある素材を広げられる個室に案内しますね。後お願いしまーす。」

と一瞬フリーズしかけた後、即座に立ち直ってさっと席を立ち、受付カウンターの業務を代わりの者に託して、案内してくれた。


 買い取りエリアに向かい、それなりの大きさの個室に入ると、

「先程は大変失礼しました。私は王都ギルドで受付業務のサブリーダーをやっているリルネットと言います。今買い取りの担当者を呼びますので少々お待ち下さい。」

と言って、先程の少し取り乱した対応を謝りながら受付嬢が自己紹介をして、ライル達に椅子を勧めた後、部屋に備え付けてある魔道具で担当者に連絡をした。そして、

「しかしマジックバックですか~、なるほど。正直、溶岩魚なんてどうやって捕まえて運んだのか不思議だったのです。素材自体、私は今まで見たことないですし、お肉が王都に持ち込まれたのはおそらく初めてなんじゃないですかね。」

と感嘆しながら話しかけてきた。

「まぁ生態や生息環境を考えると、捕まえて持って帰る人は居ないですよね。あ、マジックバックは素材を売り終わったら国に返すので他言無用でお願いします。」

「はい。心得ております。所持が噂になるだけで狙われたり大変でしょうし、そこはお任せ下さい。買い取りも信頼できる者をお呼びしておりますので。」

「そういえば、ハーピーの羽根にも驚かれていたようですが。」

「えぇ。そこまで魔力の込められた色鮮やかなハーピーの羽根は珍しいですから。それが色違いで何枚もありましたし。」

「…そんなに珍しいことなんですか?」

「……やはり詳しくはありませんでしたか。実はハーピーの羽根は、魔力が込められてないと色を失うので、抜け落ちたり、戦闘で傷ついて末端の羽根まで魔力が十分に回らなくなると、色あせた黒や灰色になってしまうのです。なので、鮮やかな羽根は生け捕りにするくらいしか入手方法がないのですが、知能が高く魔術も使う手強い相手なので、難しいのです。魔力の込められたハーピーの羽根は魔術の触媒や魔道具の材料として非常に優秀なので、希少性と有用性から非常に高価ですよ。

 そんな訳で入手されてるだけでも凄いのですが、色違いで複数枚ですからね...衝撃でした。基本的に羽の色は1匹ごとに違い、1匹からは1色しか取れないはずなので、それだけ多彩な色の羽根ってことは複数の個体から入手されたってことになりますので。更に群れで守ってるはずの卵も入手されたようですし、どうやればそんな事が可能なのか興味がわきます。先ほど取り出された時に目敏い者は瞠目していて、急いでギルドから飛び出していった者もいましたよ。」

「……にゃはは、しまったにゃ。」

「目立っちゃったけど、恥ずかしいことじゃないから大丈夫。でもそういう素材なら、加護のお礼に全部譲ってくれたけど、シン宮廷魔導士にも分けた方が良いよね。」

「あと、デントナの街に素材残しておきます?」

「あの街も魔術学院があるし、運びやすいから羽根がいいかもしれないにゃ。」

そうして相談を始めると、受付嬢のリルネットが

「デントナの街に幾つか持っていくのなら、あちらのギルド員と相談しましょうか?」

と提案してくれた。

「そんな事が可能なのですか?」

「デントナのギルドとは魔道具でやりとりできるので。魔道具を使わせることはできないけど、私が代理で伝えることはできますよ。誰か特定の相手はいますか?」

「受付嬢のアスラさんに聞いてほしいです。」

「あぁ!あの子ね。了解。」

そんな話をしていると、買い取りの担当者が現れたので、素材を確認してリストにして貰った。(この時貰った鉱石も追加でリスト化して貰ったが、翡翠羽ヒーハの羽根と里でしか採れない本当に希少な鉱石は隠しておくことにした。)

「じゃあ、アスラに聞いてくるわね。」


 そうしてリルネットがアスラとやり取りした結果、ハーピーの羽根と希少な鉱石は売れる分の内半分を、サラマンダーの素材(鱗、牙、爪、尾棘、火炎袋)は1匹分をデントナの街に持っていくことになった。アスラ(デントナのギルド)は溶岩魚の鱗やヒレにも興味があるようだったが、ライル達では状態を保って運ぶのが難しいので諦めてもらった。それでも貴重な素材が沢山手に入るということで、凄く喜んでいたとの事だった。

 そして、王都のギルドで残りの素材を売却した所、ライル達は莫大なお金を手に入れることになった。エンペラーディアの角が30金貨(=30万円)、ハーピーの羽根が1枚当たり白金貨1枚(=100万円)、希少な鉱石も平均すると1個当たり白金貨1枚ぐらいで買い取って貰えることになった。

 溶岩魚については前例がなく価値が分からないので、一旦ギルドが預かり、オークションにかけることになった。なお、王都のギルドには貴重な素材を受け取りこの様な対応するための保管用装置(ガラスケースの装置内の時間の進行を止めることができる魔道具)があった。ライル達はさすが王都ギルド!と思ったが、リルネットが

「それなりの大きさで重くって、しかも衝撃に弱いから、運搬に向かないし、運用にはそれなりの魔石が必要だから使いにくいのよね。使うの3年ぶりかな~」

と言っていたので、あまり使う機会は無いみたいだった。オークションまでの保管用装置の運用費が3金貨かかるとの事なので、ギルドに先払いしておき、オークションで売れた場合の報酬としては、売却金額からギルドが手数料込みで1割受け取り、ライル達は9割を後日口座に振り込んで貰うことになった。

 また、サラマンダー2匹分の素材(鱗、牙、爪、尾棘、火炎袋)が白金貨3枚の報酬でB級ランクとして依頼されていたので、この依頼を受けたこととして達成処理をしてくれることになった。なお依頼主に素材を渡した所、あり得ないくらい綺麗な状態のため、評価をA評価とし、報酬にも色を付けてくれていた。


 

 ギルドでの売却が終わり、王城に戻ってきたライル達は、カッセル宰相にマジックバックを返し、シン宮廷魔導士にハーピーの羽根と鉱石、そしてカイルとミチルに返し忘れていたシズクの泉の腕輪を渡した。シンは、腕輪はカイルとミチルに確実に手渡すと約束してくれたが、羽根と鉱石はイフリートの加護という十分な報酬をもらっているので受け取れないと固辞したが、ライルが

「今まで育ててもらったお礼や頂いた装備のお礼も兼ねていますので。あと、腕輪を安心して渡せるのはシン宮廷魔導士だけですし、父と母に渡して頂くことへの依頼料も兼ねてということで。」

と押し切って、何とか受け取って貰った。押し切られたシンは、ではこの素材を使って国やライル達の役に立つ魔道具を作ろうと、笑って頷いていた。



 その晩、王城にてポルゴシェフの晩餐会が行われた。

 国王も注目して見つめる中、湯気が出そうなほどやる気を漲らせたポルゴが、挨拶をして料理を配り始めた。


「まずは、皆さん大注目の溶岩魚だも!この身を一気に冷やすと、身が弾け、華が咲いたような形になったも!」

配られたお皿に乗る綺麗にカッティングされた溶岩魚の切り身に、

「これはまた美しい...透き通るような身が幻想的だな。」

と国王も目を見開いていた。

「毒もなく、溶岩の中にいたので寄生虫とか居ないから生で食べれるも。まずはそのまま塩と辛菜をすりおろした物につけて食べても!」

「これは!!コリっとした食感で、かむと甘味が出てきて美味いな!」

と料理長が毒見で役目を忘れて堪能しているため、国王が早く寄越せとせっついていた。そして、

「おぉ!美味いぞ!辛味も利いてていい感じだな!」

と上機嫌で食べていた。


「次はその華が咲いた身を、エンペラーディアの骨で出汁をとったスープに入れたものだも!」

「これまた澄んだ黄金色をしたスープだな...ふむ。共に入ってる旬の野菜の取り合わせも良いな。」

と口に含んで目を閉じて味わっている料理長から、掻っ攫うように国王が器を手に取り、

「これは上品な...スープの旨味が凝縮して、身に染み込んで、ふ~美味いぞ。」

と感心していた。


国王の受けが良く、ライル、ユイナ、フラウ、アヴィ一家も「うまっ!」「すごいっ!」と絶賛しているので、上機嫌で肩の力が抜け笑顔を見せ始めたポルゴが次に持ってきたのは、2種のオムレツだった。

「これはハーピーの卵を使ったオムレツだも!プレーンのものと、ジャイアントボアの肉を具材に使ったものを用意したも!」

もう料理長と同時ぐらいに食べ始めた国王が、

「さすがハーピーの卵、濃厚だな!力がみなぎるようだ!プレーンも最高だが、ボアの肉に負けずに引き立て合ったこの一品も良いな!」

と食べ比べて喜んでいた。


「さて、メイン料理だも!ジャイアントボアとエンペラーディアとサラマンダーの肉の各部位のステーキだも!!種類と部位に応じて焼き分けますので、国王様、まずはどこにしましょうかも?」

とポルゴが山盛りの肉を台に載せて焼き台共に現れると、国王が

「では、まずはエンペラーディアの背ロースから頂こうかな。」

と仰った。

「さすが国王様だも。ではローストにして、先ほどの辛菜でソースを作るも!こちらには葡萄酒が良く合うも!」

とポルゴは上品な一品に仕上げ、それ以降は順番に食べたい物を言っていき、食べ比べが始まった。


 その後全員が満足するまで食べ続け、国王をはじめ、皆至福の表情になっていた。

 なおカッセル宰相や精霊達も最初からご相伴に預かることができていた。(溶岩魚からオムレツまでは極少量だったが。笑)

 エンヤも堪能していたが、途中で妹のエンカのことを思い出したらしく、残しといてあげようと確保に注力し、多分直ぐにばれるだろうに、最初の方で忘れていた事を黙っていて貰えるようミリ達に無駄な?交渉をして、貸1つね〜とニヤッとした笑顔で言われてるようだった。笑

 こうして、若干1名将来不幸なことが起こりそうではあるが、晩餐会は大成功で終わったのだった。


お読み頂きありがとうございます。

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