国王に謁見!
ライル達がフラウと合流していた頃、シメノ伯爵とシン教授は、王都グランの王城にて国王(名はグントール)に謁見していた。
そして、フェントール王子から送られた映像と音声の記録を、魔道具で再生して、国王にご覧になって頂いた。途中で、王妃(名はアンジェ)や宰相(名はカッセル)を呼んで内容を確認しながら見終えたグントール国王は、
「これは大変なことが起こっている…。私やアンジェしか知らないような幼少期のことを語っているこの者は、確かにフェントールである確率が高い…。あぁ分かっている、アンジェよ。わしに任せろ。」
と、青白い顔をして今にも倒れそうなアンジェ王妃を支えつつ、
「シメノ伯爵とシン教授よ、よくぞ持ってきてくれた。カッセル宰相よ、直ぐに閣僚と将軍達を招集しろ!緊急対策会議を開く!」
と声を上げ、内容を信じて動いてくれたのだった。
ライル達が次のポイントに移動しようとしていると、土の精霊が、
「シメノ伯爵の屋敷の方角の地面から、振動を感じるのぅ〜。」
と教えてくれた。
ライルが慌てて索敵魔法の『サーチ』をそちらの方向に向けると、もの凄いスピードでこちらに向かってくる集団が、探査に引っかかった。
「おそらくガルク団長だろうなー。どうしようか?」
と仲間に聞くと、
「落とし穴!落とし穴!」
とミリ、ミル、ミレの水精霊3姉妹が騒ぎ出した。
「ふむ。削れるなら削った方が良いが、躱されて攻められるとキツイぞ」
とシズクが言うと、
「では、私の『ライトニング』で痺れさせて落としましょうか。」
とキラが提案し、
「それなら落とし穴のちょっと前で隠れておいて、先頭集団が踏み込んだ時に穴にして落として〜、立ち止まった相手と後続に魔法をかけて、落とすにゃ。」
とユイナが補足していい感じの作戦ができた。
「じゃあ使えそうな落とし穴は道沿いのポイントだな。」
と場所を決めて地下道で移動し(ふらふらのフラウもミリが連行。笑)、準備に取り掛かるのだった。
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