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反撃開始!

登場人物

ライル:精霊使い。黒髪の華奢な男性

ユイナ:豹族の獣人。真紅の髪をなびかせ同色の瞳を持つ女性

キラに匿われている魂:フェントール第2王子

フラウ:アルマジロ系獣人。シメノ伯爵配下の騎士。金髪に緑の瞳の女性

シン :魔術学院の教授でライルの師

シメノ伯爵:魔術師団の軍備増強に反対する穏健派の伯爵

ガルク:魔術師団団長

精霊達

シズク:泉の妖精。分身なので力は0

キラ :光の精霊。黒髪を後ろに束ね腰から下が鐘のような姿の女性

    水晶に封印されていた魂を匿っている

カマチ:風の精霊。風をまとうイタチのような姿

ドモグ:土の精霊、モグラが2足歩行しているような姿

ミリ,ミル,ミレ:水の精霊、水神竜ミラカナチの娘。蛇の身体に女の子の頭と両手がある

 血相けっそうを変えて飛び込んで来た魔術師団の団員により、拠点が攻められているとの報告を聞いた団長ガルクは、

「くそっ、まさか攻めに転じてくるとは、お前達、すみやかに拠点に戻るぞ!」

と指示を出して、屋敷から出ていった。


 屋敷から魔術師団が出ていったのを確認したフラウが、蓋をされた脱出路を

「もう良いですよ〜。」

と声を出しながらコンコンとノックすると、中から土の精霊と光の精霊のキラ、そして水の精霊のミリが現れた。キラの手には映像と音声を送る魔道具が抱えられていた。

 その魔道具を受け取ったフラウが、地下室の机にセットし、

「じゃあフェントール王子、お願いします。」

と言うと、キラの中にいる状態のフェントール王子が、フェントール王子であることの証明と、これまでの経緯、現在の状態を、魔道具で切々と申し立てたのだった。


 魔道具の送信を終えたフラウは、今後の作戦を考えて茶色の服に着替えると、同じく茶系の局所的な鎧や兜を身に着けた。そして、恐る恐るミリに

「お願いします…。」

と言うと、

「任せてー!わたしはミレほどスピード狂じゃないし、ミルほどコースを極めようとしないから大丈夫ー!」

と笑顔で返事をされた。ちょっと安心したフラウが、

「そ、そう。良かった。」

と表情を緩めると、

「ただ面白ければ良いだけなのー!行くよー!出発ー!!」

とミリは元気に掛け声をかけてフラウと流れて行った。脱出路には、ミリの

「アハハハ!たのしぃー!!」

と言う笑い声と、フラウの

「ひぃやぁぁ〜〜!!!」

と言う悲鳴が駆け抜けていた…。



 その少し前、シメノ伯爵達が王都に向けて出発してから数時間経った頃、準備を終えたライル達は、拠点の近くの大きな岩の陰に潜んでいた。ここまでは土の精霊のドモグ達による即席の地下道を通ってきたので、見つからずに近づく事が出来ていた。ここに潜む前に、

「王子の言っていた通り、拠点を囲む石垣はかなり深くまであったので、掘って侵入は難しいかな。中も石を敷き詰めてるらしいし。」

とドモグが伝えてきたので、当初の計画通り、この場所に来たのだった。周りには、ドモグと風の精霊のカマチ、そして森を移動中に出会った、ウサギの様な風の精霊と、亀の様な土の精霊、火をまとった大きな岩のような火の精霊がいた。

「では皆さん、最初の狙いは3箇所の倉庫と門です。よろしくお願いします!」

とライルが言うと、楽しげな

「「「「「おー!!!」」」」」

と言う声が聞こえた。


「じゃあまずはわしが」

と言ってドモグが岩陰に、土で大きな手を作り出すと、

「早くしろー!」

とワクワクしながら叫ぶ火の精霊を掴んだ。そして、

「カマチの小童こわっぱ、後は任せたぞ!」

と言って、拠点に向けて火の精霊を放り投げた!


ビュゥーーーン!!!と飛んで行く火の精霊を、

「ヨッシャー!こいつだなー!!」

とカマチがクリスタルや武器の保管倉庫にぶつけるように誘導すると、火の精霊がぶつかる寸前に、

「ソイヤー!」

と爆発し、周りにまとった岩を吹き飛ばした!

すると、保管倉庫はガラガラと音を立てて崩れ落ちた!


その後、ウサギの様な風の精霊が

「ヒャッハー、このスピードを見よ!」

と石垣を飛び越えて、火の精霊を回収し、亀の様な土の精霊が

「よっこらせ。」

と甲羅のようなカチカチの岩を、火の精霊がまとう用に作って、次弾が直ぐに準備されるのだった。そして、

「ワハハハ!もう一丁!!」

と全員で協力して3連射して、拠点にあるクリスタルや武器の保管倉庫を全て崩壊させたのだった!それを見たユイナは、次弾の準備が整った精霊達に

「凄いにゃ!爽快にゃ!ありがとにゃー!」

と言って次の作戦のために動きだし、精霊達は楽しそうに門を爆破するのだった。


お読み頂きありがとうございます。

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