表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

黒歴史待ったなし!飛び込み型転移!


「こんなの古典すぎるよ‼︎」

 私は空から落ちていた。こんなの見たことがある。

 ピンチになると人は冷静になってしまうんだなと感じた。



 そもそもこうなったのも日常の中でおかしいものを見つけたときにスルーしなかった自分の責任だと感じている。


 会社帰りの私は歩きながらぼんやりと夜空を見ていた。


「ああ、昔はあんなに夢を見れてたのになあ」


 日常が嫌いなわけでもないし、日常に嫌気が差しているわけではないのだけど、少し繰り返す日々に疲れていた私はそう言って、すっきりしようと思っていた。


 すると、光が私の前に差して、そこには不思議な扉があった。不審に思いながら、私はゆっくりとそのドアのノブを触ってみる。触ったのにリンクするように私の脳内にどこからか声が聞こえてくる。それは私が想像していた通り、良いマイクを通したエコーのかかった声をしていた。


「あなたにはこれから眠れる超能力(ESP)の世界に行っていただきたいと思います」


 とても不審な内容だった。私が幼い時から見てきて完結していない作品をわざと出されるあたりも記憶があった。


「どういうことです?」

「言った通りです。 あなたはこの扉の向こうに広がっている、世界を救って欲しい」

「……そんな夢小説みたいなことあります?」

「ええ、あるんです。 とにかくあなたにはこの扉を開いていただきたいんです」


 正直ときめいてしまった。昔から大好きな漫画眠れる超能力(ESP)を実際に見ることができる。推しに会える。


「ここに戻って来れますか?」

「この、停滞した物語を完結させてくれたら、戻って来れるようにしましょう」

「……私じゃないとダメなんですよね」

「そうですね、あなたじゃなければダメです」


 その言葉に押されて、誰ともわからない声に押されて扉を開いた。光が私を包んで、すごく懐かしさが私を取り囲んだ。

 そして、扉から手を大してつけず前に進んでしまった。

 

 ここで、冒頭に戻る。私は空から落ちていた。昔見ていた転生もの夢小説でよくある始まりだ。

 吹き荒れる反発する空気に押し潰されそうなのが現実的で、これで水に落ちても少なくとも死んでしまうんじゃないかと思った。


「こんなの古典すぎるよ‼︎」


 それを叫んでしまった後、私の記憶はない。



初めましてゆっくり投稿できたらと思っています。

内容はこんなのあったなあと笑えるものが多いと良いなという感じです。

私がネタが出たら更新の予定ですが毎週月曜と木曜に更新したいと考えています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ