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『雨の日に臨む晴れ間から』⑸

『雨の日に臨む晴れ間から』⑸



やがて、雨も上がる日が来て、自分は空転した空を見上げながら、晴れ間を歩く。

傘の要らない生活が、これ程、楽天的で、正体を現出させるとは思ってもみなかった。

勿論、今まで、雨の日も晴れの日も過ごしてきた訳だが、今回の晴れ間は、所謂メタファである。



つまりは、精神の浄化とでも言おうか、今までの罪や罰なども洗い流してしまう様だった。

それは、決して一時的なものではなく、未来永劫の、虚脱感をも身に沁みさせた。

今度は、晴れ間に臨んだ自分が、もう一度、雨の日を期待する運びになったのだ。



それでも、それは、また、いつか晴れ間が来ることを知っての事だったし、雨と晴れの繰り返しを認知しているからだ。

雨の日に臨む晴れ間から、差した光によって、自分は、何かに心を奪われたりした。

異質な言動で、自身を包括する天の行方とは、しかしまだ、未知の物であることを、知らしめる様であった。

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