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あなたにこの弁当を食べさせるまで!  作者: 震電みひろ
第二章 新たなる戦い?少女野獣編
50/116

10.5、紫光院涼へのお弁当お届け対決、心の中

あたしは何故、あんなに腹が立ったんだろう。

思わず兵太を引っ叩いてしまった。


<<<おまえがこんなチョロイ女だとは、思わなかったよ>>>


兵太のあの言葉を思い出すたびに、心がズキッと痛む。


兵太の言う事は、間違ってはいないのに・・・


そうだ、あたしはチョロイ女だよ、移り気な女だよ。


入学式に出会った、いかにも王子様の赤御門凛音。

川上さんのモノになりそうになった途端、惜しくなって取り戻そうとした兵太。

危ない所を助けてくれた、イケメン剣士の紫光院涼。


入学してわずか3か月足らずで、これだけ気が移っている。

気が多い女だと思われても仕方がない。


でも15~6の女子高生なんて、そんなもんだろ?

文句あっか?


それにあたしは、少なくとも他人を嘘で傷つけてはいないはずだ。


兵太みたいに、

約束をドタキャンして、他の女子と会って、

しかもそれを嘘をついて誤魔化そうとして・・・


そんな事は絶対にしていない!

あたしは今まで、正直に自分の気持ちを表してきたはずだ。


結果として川上純子ちゃんにはウソをついた形になるけど、

決して最初から、彼女を騙そうと考えていた訳じゃない。


それにあたしだって我慢したんだ。

兵太がちゃんと正直に話してくれる事を信じて、

あの瞬間まで我慢して笑顔で話していたんだ。


あたしはやれる事をやったはずだ。


それなのに・・・なんで・・・

なんでこんなに、気持ちが乱れるんだろう。

心が落ち着かないんだろう。


もう嫌だ。

こんな事を考えるのも、こんな風に考える自分も。

全てを忘れてしまいたい。

無かった事にしてしまいたい。

この続きは4/26(金)7時頃に投稿予定です。

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