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勇者探偵~Fantasy・Quest~  作者: Posted
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衝撃のstatus!!旅のstart!!

まだまだ文章力が足りないです……

駄文ですみません。

「ああああああ!!死ぬ死ぬ死ぬーーーーーー!!??」


俺の名は小金井啓司。しがない探偵だ……俺は今ある事情で神を名乗る少女と共にゲームの世界に入り込んでしまったのだ。

そして今俺は……絶体絶命の状況である!!


「神様ぁぁぁ!!助けてくだせぇぇ!!」


神様が作り出した魔方陣に吸い込まれた俺はゲームの世界の遥か上空から落下しているのだ……このままだと真面目に死ぬ。正直もう意識が飛びそうだ……


「しょうがないわねー!ほら手握りなさい!!早くしないと死んじゃうわよ!」


神様は今にも死んでしまいそうな俺の隣で悠々と落下している。恐らく空を飛べるのだろう……とこんなことをしている場合ではない早く神様の手を握らなくては!!


「ちょっとー!強く握りすぎー!キモイキモイ~!!」


キ、キモイだと……馬鹿な……今にも死にそうな俺のメンタルまで粉々にする気

かこの神様は……


「しょうがないですよ!!こんな絶体絶命の危機始めてなんすよぉぉぉぉ!!」


ああもういやだこんなの……なんで来たくもないところに来て早速死にそうにならなくてはならんのだ……


「じゃ、このまま行くわよ!スピードだすからちゃんと手握ってね!!」


待て待て待てこんな状況でさらにスピードを出されたら本当に死んでしまう…

そう思い俺は「控えめでお願いしまぁぁす!!」と希望したがそんなことは気にもせず神様は地上に向けて超スピードで突っ込んでいく。もうホントに死ぬかもしれない……


「うわあああああああああ!!!!!しぬぅぅぅぅぅ!!!」


ダメだダメだダメだダメだダメだホント無理マジ無理マジ死ぬだれか助けてナニコレジェットコースターなんて非じゃねぇぞばか野郎このやろう!


「そんなに元気なら死にゃしないわよ!!もうちょっとでつくから我慢しててゆーか強く握りすぎ痛い痛い!!」


……ああ神よ……我をお助けください……


「ちょっと緩めて!!早くぅ!!」」


はっ……!俺としたことが気を失いかけていた……早く緩めなくては!ん?んん?

動かない!恐怖で固まってるのか!?


「すいやせん神様!ショックで手が動かないです……」


今はこの謝罪が精一杯だ……


「はぁ!?ふざけてんのあんた!?でもいいわ…もう着いたし」


あ、怖すぎて全然気づかなかったがいつの間にか地上に着いたようだ……

はぁ……早速死ぬところだった……

これで俺がもし魔王と戦うことになってもビビることはないだろう、それぐらい怖かった。魔王の恐怖など今の経験に比べれば屁でもないはずだ……

どうせ魔王倒したら帰れるとかそんなんだろうしな……


「はぁぁ……死ぬかと思った……」


今となってはこのセリフを吐けることに感謝しなければいけないだろう。

死ぬかと思っただけでまだかろうじて命は失っていないのだから……


「ちょっといつまで手ぇ繋いでんのよ!

早く離して!」


おっと失礼、少女の手をそうそう何時までも握っているもんじゃないよな


「もう……世話の焼ける人間ね……」


もとはと言えばこうなった原因はこの神様の行き過ぎたサービス精神のせいではないだろうか……と思ったが命を助けてもらっただけ感謝しなくてはなるまい……


「いやぁ助かりましたよ……ちょっと運転荒かったけど…」


ちょっとぐらいなら文句を言ってもいいだろう、というかちょっとぐらい言わせてもらわなければ俺は彼女のツンに耐えることはできないと思われる……


「悪かったわね!私だって痛い思いしたんだからおあいこでしょ!」


それもそう……なのだろうか……俺にはわからないがこれ以上はこの件について話してもしょうがない。俺は早くこのゲームをクリアしてこの生意気な神様に別れをつげ現実世界に戻らなくてはならないのだから……


「納得した?納得したなら早く行くわよ!」


「行く?行くってどこへ?」

俺は首を傾げる


「そっか……まだ教えてなかったわね。

このゲームは名前の通り剣と魔法のファンタジーなのよ!あなたは勇者で、魔王の魔の手からこの『ギノル王国』を救わなきゃならないの」

「こういうゲームなら最初に行くとこは決まってるでしょ?」


はぁ…やっぱりそういう系のゲームだったか……つまり俺は勇者ってことか…

めんどくせ……つーかギノル王国ってネーミングセンス皆無だなおい……


「王様のところですかね…」


「そういうことよ!あ……でもその前に自分のステータスを確認しておいてね」


ステータスってそんなゲームみたいな……あっゲームか……そう思いながら俺は一つ頭の中に浮かんだ疑問を言葉にする


「ステータスって……どうやれば見れるんですか」


そろそろ敬語をつかうのも疲れてきたな………いくら神様でもガキの姿なんだし敬語いらないような気がしてきた……


「んーとね、出ろって思えばでるわ」


えぇ……そんな適当なのか……某そばに立つもの的な…


「随分アバウトですね…もっとこう……

具体的な…」


「出るって思えばでるの!それ以外に方法はないわ」


こりゃあホントにそれしか方法がないようだ……と思い、神様から言われた通りにステータスよ…出ろっ!と念じてみる。すると


「うわっホントに出た……えぇと…なになに…」


ステータスと書かれその下に詳細が記載されたA4サイズの紙が視界に現れた。最高のエンターテイメントを提供する……と神様は言っていたのでそこまで酷くはないんじゃないだろうか


   ステータス


名:小金井啓司 齢:25

所持gold:100

ジョブ:勇者 LV:1/10

攻撃力:1/10 防御力:0/10

知性:60/100 素早さ:10秒(100メートルのタイム)

スキル:これからに期待

必殺技:ライトニングブルーダークネス

レッドホワイトソウルブレイクソード

(笑)


「えぇ……」


あれ?おかしいな…防御力……1?攻撃力1?つーか上限10て…これ普通……?正常?俺の目がおかしいのか?いや……知性の上限100だし……素早さに至っては100メートルのタイム10秒?地味にうれしいだけじゃないか!スキルもなんだこれ…これからに期待って……それになんで必殺技に(笑)がついてんの?名前も長すぎだろ!こんなの技名言ってる内に御陀仏じゃねぇか!!


「……あの…神様…?俺のステータスおかしくないですかね…」


「え?どれどれ……」


神様が俺の視界に現れた紙を手に取り驚きの声を挙げた。

恐らく低すぎたのだろう……ステータスが……


「え…!あんたのステータス……低すぎ……」


なんてこったい……この生意気な神様がこんなに悲壮感たっぷりの顔をするとは……


「だいたい……上限10って…普通100なのよ?こんなんじゃレベルが上がっても10までしかいかないじゃない…もうあんたちょっと頭良くて素早い人じゃない……」


ガーン!そんな音が頭に響く……

最高のエンターテイメントどころか丸腰で紛争地域に来た気分だ……


「ま…まぁまぁ、レベルが上がれば……強くなる……かも」


神様が励ましてくれているが逆に悲しくなってくる…レベルの上限も10までしかないってのにどうすりゃいいんだ


「俺……もう帰りたい……」


思わず呟いた…おうち帰りたい……もう俺の存在理由がわからない…


「き、気を取り直して王様のとこ行くわよ!そういう決まりなんだから」


いつまでもしょげている場合ではない、俺は自分を奮い立たせなんとか立ち直る。ちょっとショックだがこれが現実だ、認めるしかあるまい


「じゃあここからは歩きでいくわよ」


ここは草原…近くに街どころか建造物がない……こんなとこから果たして王様の城なんかに行けるのだろうか。

「お城なんてどこに?」俺は問う


「ここから南東に2kmぐらい行ったところにこのゲームで一番栄えてる街があって、そこに王様の城があるの」


なるほど…理解した。2kmか…少々遠いが問題はないだろう


「あと別に敬語じゃなくていいわよ?私は寛大だからね!」


この神様が寛大かどうかは怪しいが敬語を使わなくてよくなったのは助かった……む、まずい…ニコチンが切れてきた……


「神様、タバコないか?おらぁヘビースモーカーってやつでさ。ニコチン切れるとイライラしてくるんだ」


おお……まずいぞこのままじゃ、早くタバコを吸わなければ……


「え?タバコ?ないわよそんなの。多分街に行けば葉巻は売ってると思うけど……」


俺は無言で歩き始める。街へ向けて。

きっと口を開けば俺の口から神様への

罵詈雑言のマシンガンが放たれることであろう……


「ちょちょちょっと待ってよ!何で黙って歩き出すのよ!しかもそっち方向違うし!ああもう世話の焼ける…」


うう……辛い、あの煙を一刻も早く…


「しょうがないわね……もう!ほら、タバコよ!」


神様が何かの動作をすると俺の口の上唇と下唇の間にタバコが現れる、火までついていてサービス抜群だ。やった、ニコチンだ……


「すぱぁぁ……ふぅ、助かった……流石だぜ神様」


「神様がアイテムをあげるのは本当はいけないんだからね!今回限りよ!」


俺の中の神様の株がグッと上がった。

マジで助かったぜ神様


「元気でた?出たならいくわよ!始まりの街『エリーゼ』へ!!」


俺と神様は歩き出す。これからどうなるかは知らんが、さっさと終わらして家に帰る!それが俺の目標だ!誰よりも早くクリアしてやるぜ……!


続くッ!!


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