入学式1、三浦悠一と言う人間
春、出会いと別れの季節とともに、入学卒業のシーズンでもある。
僕、三浦悠一は今日この桜ヶ丘高校に入学することになる。
きっと楽しい学園ライフが待ちわびているハズと僕は胸をを躍らせながら、正門をくぐり、指定されたクラスに向かう、さあどんな友達と出会えるのだろうか今から楽しみだ、あぁ楽しみだ。
まあ入学したこと以外全部嘘なんだけどね。
僕、三浦悠一は破綻している人間だ、中学の頃は上級生との喧嘩から始まり、様々な問題を起クラスで浮いた存在になっていた。
更に趣味はナイフ集めでいつも一、二本常備していた。
まあそれはほとんどバレることはなかったけどね、そもそも学校に持って行っていたのはレプリカだったからバレても問題は、ないこともないか。
まあなので僕には友達なんていないし、いらない、一人が気楽で好きだ、彼女も欲しいとは思わないしできるとも思えない。
別に容姿にコンプレックスがあるわけでもない、大体僕の容姿は至って平均的、まあ目が青いということが普通とは違うとことかな。
目が青いからってハーフなわけでもない、生まれつき色素がおかしいのだ。
身長だって一応一七〇位あるし、中学の時も浮いてたとは言え決してもててなかったわけじゃない、ただ作るのは面倒なのだ、と言うか人付き合いの意味がよく解らない、コミュニティを広げグループを作りそれが派閥になり肥大化する。
そんな意味があるのか解らない行動に時間を費やすくらいなら僕はねる。
そう今僕は眠いたのだ。
僕は黒板に貼ってある紙を確認し、自分の席を把握する。
そして、席につき机に突っ伏し、夢の世界に入ろう。
おやすみなさい。