夢の中?
知らない人には、気をつけて。
「ここは……どこ?」
私は、不思議な場所にいる。
そこで、私は知らない人に会う。
そして、尋ねられる。
「あなたに、羽が生えていたらどうする?」
「羽が?」
「そうだ」
「もし、本当に羽が生えていたら、私はここではないどこかに行きたい」
「何故だ?」
「ここは……生きて行くのがつらいから……ここではないどこかに行きたい」
「そうか……」
知らない人は、私を見て笑った。
「では、ここではないどこか遠い場所に、私と共に行く気はあるか?」
「あるわ。連れて行ってくれるの?」
「あぁ。行くのか?」
「えぇ。」
そして、私は知らない人とともに異世界へと旅だったのだ。




