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十七歳哀歌  作者: mm
7/8

street of mine/真・偽

   street of mine



 猫がのびをする

 犬が喋っている

 ねずみが笑っている

 蛇があくびしている

 人が吼えている

 アタシが佇んでいる



 ああ、こんな世の中

 なぜ、こんな日常

 どうして、アタシ



 夕暮れに溶け込むアナタの姿

 今夜も鉄塔に月はのぼり

 太陽は一日を告げる



 ああ、いつから日常



 人波にもまれて

 アタシは獣へ変化する






***




   真・偽



 どこからが空で

 どこまでが地面なのか

 私は知らない

 頭上に広がるものが空なのか

 私の足が踏み締めるこれが地なのか

 ならば空とはどこから空なのか

 遙か向こうが空か

 それとも私は既に空へ達しているのか

 私は空を掴んだのか

 知らない

 私は

 故に知りたい



 真か偽か

 それさえもないのか



 冷たく熱い地の底へ私は憧れ

 青く鋭い禁欲の空を私は抱きたい

 強く、強く

 この腕で

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