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Ambivalence/青天の霹靂
Ambivalence
分からない
わかりたい
解らない
判らない
ワカラナイ …君が。
知らない
知りたくない
しりたい
シリタクナイ …あたしを。
すべては矛盾
すべてが支離滅裂
好き?
嫌い?
スキ?
キライ?
花うらない
あたしはどっち?
ねぇ、きいてる?
ねぇ?
……ダイキライ。
あなたなんて。
***
青天の霹靂
「どうしてあたしは生きてるの?」
彼女は言った。
「もう、分からないわ。
なぜ、あたしはあたしなのかしら……?」
彼女は目を伏せた
そして俺に答えを求める。
「ねぇ、どうして?」
「それは君が君だから」
俺は言った。
夕焼け空に赤とんぼがきらきらと消えていった。
まわる まわる
世界がまわる
くるくるくるくる
君がまわる
俺にとって君はひとりだから
いつまでも君は君であり続ける
だから、君は君でいいんじゃない?