サプライズの準備
※レオンの言葉なおしました。
赤ちゃんなの忘れてました。
ご利用は、計画的に。
頑張りました。
もう、側仕えとメイドが。
私も頑張りました。
レオン様予算をいっぱい使ってしまいました。
しばらく欲しい物も我慢する覚悟です。
おやつ位我慢するモン。
嘘です。
おやつは、お屋敷の厨房で作って貰っています。
そして、呼びました。
吟遊詩人ではありません。
酒場のホールに時々出ている、今王都で1番人気。
歌人と楽師数人ののグループらしいです。
バンド?
ロザリーとジャンヌが見て来ました。
眼がハート。
ぼーっと
してました。
「「はぁ~。素敵でした。」」
「演奏も、唄も素晴らしかったです。」
「次は、劇場でのコンサートじゃないか!専用劇場ができるのでは?
王宮のお抱えも間近では?嫌だ!会えなくなる。等と噂をよぶくらいの人達なんです。」
「王宮でなんて、彼らの実力と人気なら当然ですけどね。」
「最近は、彼らも人気で忙しいらしくて、めったに見れなくなったらしいです。
激レアでもう!見れたら幸運が訪れるって言われるくらい。」
もう、語る2人が熱いです。
「私達も会えたのは幸運でした!でお店の人に話していただいたんです。」
「直接は会えませんでしたが、側仕えの方とお話しできました。」
ん?お付き?側仕え?
「しょのひとはきじょくでしゅか?」
「いえ、その方は自分は侍従などでは無く、マネージャーだと仰っておられました。」
「まねーじゃーでしゅか?」
限りなく、怪しい。いけない予感がするけど良いのかレオン。
「スケジュール調整とギャラ管理がが仕事だと言われていましたね。ジャンヌ。」
「そう、きりっとした有能そうな方でした。」
「すっごく素敵で落ち着いた私のタイプでした。」
ロザリーは、そっちにハートでしたか。
「で、当日の確認してもらいました。夜は夜会に呼ばれて予定が埋まっていて
でも昼から夕方の間なら、スケジュールも空いているそうです。」
「さすがに、人気のグループですよね。結構夜は夜会で忙しいようですよ。」
「あちこちの夜会で彼らの歌が聞けるなんて、素敵。」
「お嬢様達は、夜会の招待を受けておられるから、
彼らを見られた事があるかもしれませんね。」
「貴族の夜会で予定が埋まる様なら、王宮デビューも直ぐかもしれませんね。」
「「私達、頑張って応援します。」」
ジャンヌとロザリーが推しになってます。
「「私達、彼ら『仮面の青年隊』に声援を送り続けま~す!」」
「カメンのシェイネンタイ?」
「グループの名前です。素敵な殿方ばかりで。」
「メンバーが仮面を着けているんです。全員。」
「みえないでしゅ、どうちてわかるでしゅか?」
「もちろん、わかりますよ!」
「なぜに?どうやってみえないでしゅ?」
「イケメンオーラ?」
「雰囲気がもう、この人達かっこいいに違いない!っていう感じです。」
解りません。
「唄の担当の人は、基本的に蝶の様な目元を隠す派手な仮面を着けてます。」
「後、楽器担当の楽師二人は、白い道化師の化粧の様な仮面ですね。地味目で」
「道化師の仮面は、泣いた表情や、笑った表情など時々変わるらしいですよ。」
「仮面の差し入れは、ファンの頑張りを見せられる所らしいです。」
「私達、まだファン歴が浅いですから、仮面のプレゼントはしてませんが
貴族の御令嬢等は、推しの方に色々と作っては差し上げているようです。」
「自分の差し上げた仮面を付けて舞台に立ってもらえたら、ファン冥利に尽きると。
舞台で自分のプレゼントの仮面を付けたメンバーを見た令嬢が感極まって
意識を失って、運び出された事もあるとか。」
「『レオンが応援・・』『残念貴公子・・・』『残念王子・・』の唄を作ったのが
仮面の青年隊なんですよ。」
「最近流行りの唄のほとんどを、はじめに作って唄ったのは彼らなんです。」
「才能にあふれてますよ。」
どんどん推してくる。
2人の情熱に押し切られる。
「でも、『レオン・・』も『どっちの残念・・』ダメでしゅ。」
「じぇったい!まちがえちゃだめでしゅよ!」
「タイロン。まかちぇましゅ。よろちくおねがいしましゅ。」
曲は大事。そこ絶対です。
お祝いの宴ですから。
報連相は、大切に。