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婚約のお祝い(レオンからのサプライズ)予定

張り切ってます!

それは、婚約披露の一月ほど前。


一応、幼児な私もお姉様たちへのお祝いを考えた。


内なる世慣れた?女性がやっぱりお祝い事にスルーが出来なかった。


そこで、気持ちを込めたプレゼント。


でも、そう!自分で買い物にも行けない。

もし、行けたとしても側仕えや護衛無しでは外も歩けない御曹司。

貴族の嫡男。


そこは、要相談。


相談相手は、側仕えユーリエ

      家庭教師タイロン

      レオン付きメイドのマリアンヌ・ロザリー・ジャンヌ


私の親友だと言い張る拗れたおじさんフィリップと

天然で一途なところが可愛いいベリンダ姉様。


私は、本当に二人を純粋に祝いたいのです。


「おイワイのぷれじぇんとしたいでちゅ。」

「みんなでカンガえるです!」


「予算は?」

聞いたのはタイロン。


「おカネ?モってないでしゅ。」


「私がある程度の金額は、レオン様予算から使う事を許されております。」


レオン予算!

そんなものがあるのですね。

びっくり!

今度、ユーリエに何か買ってもらおうかなぁ・・。

おっと、考えが彷徨っていました。

「装飾品は?」

「女性ならアクセサリー・男性にはカフス等は?」

「おカシをヤく?ツクる?」

「駄目です!」


わいわいしましたが、結局、装飾品は見に行けないし

出入りに商人に持って来てもらうのはお母様にバレる。

いや、知られても良いけど、サプライズ感ていうか

幼児から、高価なアクセサリーも違う気がするのです。


「うた!うたうでしゅ!」


我ながら、良い考えだと思ったのですが

タイロンとマリアンヌが致命的にオン・・むぐ

唄が下手だと判明。


ちなみに、地味目で目立たなかったジャンヌが

唄いだしたら、この人だれ?っていうぐらい凄かったのには驚いた。

地元の合唱団&聖歌隊でソロを任されていた程の実力者だった。


唄い終わると別人のようなって

マリアンヌの後ろに消えていったのにもびっくりしたけれど。


唄をプレゼントするのは良い考えだと思ったのだけれど。

うむうむ考えていたら、


「唄でしたら、街に吟遊詩人がおります。

選りすぐりの者を呼んで唄って貰えばよろしいのでは?」


自分の唄の実力のせいでと思ったのかは分からないけれど

タイロンの一言に私もポンと手を打った。


「それでいきまちゅ。」


「吟遊詩人でしたら、私のお勧めが。」

「私は、いま来てると思うのは。」

「私の推しは。」

「いや、唄声が美しいと評判の。」


皆に推しがあるらしい。


とりあえず、リサーチしよう。


そう、張り切ると碌な事が無い。


サプライズって危険。

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