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五宝星の誓い  作者: エルデータ
2/4

2、チーム結成

突然異世界へ召喚された5名の男女

目の前に現れた少年は、創造主デウス

デウスから託された願いとは・・

「それはどういうことだい?」

俺は、その少年?に問いかけた。

「て、いうか、君は何者だい?」

俺の問いかけに、


その少年は、

「すまない、少し急ぎすぎたようだね」

「私は、この世界の創造主で、デウスという者だよ」

「この世界は、ソルと呼ばれている」

「君たちの世界は、地球、“テラ”と呼ばれている」

「本来、この世界とテラは交わる事が無い世界どうしだったのだが、」

「この世界の軸がずれてしまい、ソルとテラが交わってしまった」

「そのため、テラはソルに吸収されようとしている、このまま放っておけば、

テラの全ては、無に帰してしまうだろう」

「その前に、貴方たちに、このソルの軸を修正してほしいのだよ」


(シュウ)は、デウスに、

「創造主デウスか、貴方が、修正することはできないのかい?」

そう尋ねると、デウスは、

「残念だが、これ以上、軸がずれないようにするだけで、精いっぱいなのだよ」

「私が、放棄すると、テラはソルに飲み込まれてしまうだろう」


「デウスよ、ここに。5人いるけど、この5人でってことかい、それに、なぜこの5人なんだ?」


(シュウ)の問いに、

デウスは、

「君たちは、覚えがあるだろう、君たちはあちらの世界(テラ)で死にかけていることに」

「死ぬ直前の魂を、こちらに呼び込むことができる」

「そして、必要なものをもっている貴方たちを、この世界に召喚した」

「貴方たちが、この世界の軸を直したとしても、元の世界に帰れる保証はない」

「もしかすれば、帰れるかもしれないが、保証はできない」

「私の力も弱まっている」

「すまないが、力を貸して欲しい」


「確かに、俺は死にかけていた」

「他のみんなも。さっきの話を聞いている限り、みんな、死にかけていたようだが、違うかい」


俺は、ほかの4人に問いかけた。


双子の姉妹は、顔を見合わせ、

「確かに私たち、ビルの下敷きになりかけていた・・」

若いカップルも、

「俺たちも、飛行機がドラゴンに襲われたな、夢みたいだけど」


「俺も、海上で、変な怪物に飲み込まれそうになっていたな、確かに、みんな死にかけだよな」

「これ、なんか、意味あるのかい?」

俺の問いかけに、

デウスは、

「死んでしまえば、魂は輪廻の世界に行くが、その途中であれば、この世界へ呼ぶことが出来るのだよ」


「デウスといったか、俺たちはどうしたらいいんだい」


「貴方たちには、この白い石碑に空いている場所にはめることが出来るモニュメントを探してほしいのだよ」

「この石碑は、この世界の基になるものだ」

「なぜかわからないが、この石碑のモニュメントが無くなってしまい、軸がずれてしまった」

「5つのモニュメント、ファイブスターを探し、その場所にはめてほしい」

「そうすれば、軸が修正され、テラもソルも正常に戻るだろう」


「そのモニュメントってどんな形をしているのかい、どうやって探すのかい?」

(シュウ)が尋ねると、


デウスは、

「この世界には、5つの国と1つの暗黒の国がある」

・自然の国 ユーロピア

・武闘国家 プグナトール

・商業国家 カメロス

・海運国家 オフィサール

・東方の国 オリエンズ の5国

それと、暗黒の地、スぺロ

この国家を巡り、モニュメントを探してほしい

そのモニュメントは、その石碑の穴の開いたところにはめることができる。

5つのモニュメントがそろえば、軸は修正されるだろう。


「どうやってモニュメントってわかるのかい?」

俺の問いに、

デウスは、

「モニュメントに近づけば、貴方たちは、理解できるだろう」

「キーワードは、太陽・星・風・月・暗黒」

「もう、あまり時間がない、貴方たちには、この世界へ来るときに、1つずつ、スキルが与えられている、強く思えばわかるだろう」

「それを上手く活用してほしい」

「最後に、この場所は、ユーロピアの国の真ん中あたりになる、東に1日ほど歩けば、街に出会うだろう」

「本当にすまない・・が、貴方たちに頼るしかないのだ」

「どうか、テラとソルを救ってくれ・・」

そう言うと、デウスの姿は、薄くなっていき、消えてしまった。


俺を含めて、5人は、ただ、呆然と立ち尽くしていた。


(シュウ)は、ほかの4人に、

「この状況をみると、信じるしかないかもな」

「まずは、自己紹介するか」

「俺の名前は、海斗修 50歳、トレジャーハンターをしている、俗にいう宝探しさ」

「そっちのカップルは?」

俺が、20代位のカップルに問いかけると、

「俺は、今野忠雄(コンノ タダオ)、25歳、自衛官をしてます。そして、隣の彼女が、岡村和恵(オカムラ カズエ)、幼馴染で俺の婚約者です」


「そっちの君たちは」

(シュウ)が、高校生っぽい2人に問いかけると、


「私たちは、双子の姉妹で、私が姉の中村シャルロット、こっちが妹のリオンっていいます」

「高校2年生で15歳です。」


やっぱり双子かって思いながら、俺は、

「さっきのデウスの話だけど、信じる、信じないとして、ここに俺たちがいるのは現実だ」

「だから、俺は、モニュメントを探そうと思う、君たちはどうかい?」

俺の問いかけに、

若いカップルは、

「海斗さんと言いましたか、私も、それがいいと思います。カズはどう思う」

「私は、タダオと一緒ならいいわ」

「俺のことは、シュウって呼んでくれていいぜ」

「そっちの姉妹はどうだい?」

「私たちも何が何やらわからないです」

「だけど、一緒にいさせて欲しいです」

2人は、不安そうな顔をしながら、やっと答えた。

「それじゃ、みんな、一緒に行動しようか」

「これから、みんなはチームだぜ」

「まずは、デウスが言っていた街に行こう」

「この場所に留まっていても、何も変わらない」

「それと、スキルの確認もだな」

「強く思えばって、こうか、え、これなんだ」

「強く思い、浮かんだのは、“マグナヴェリエント”」

「多種多様・・どういう意味かい」


お読みくださり、ありがとうございます。

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