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僕にだけ厳しい世界から脱却を。  作者: あどばんす
1/1

ありふれない始まり

処女作です。お願いします!

高校1年生の春、新生活に向け期待を胸に秘めるこの季節に僕は完全な孤立...だったら良かったのだが数多くの「友達」により飽きない生活を送っていた。

「おいカス、なにぼけっとしてんの?暇なら俺らの昼飯買ってこいよ!」

「いいね!私らのもおねがぁい♡」

…このようにスクールカースト上位の方々から可愛がっていただけて、幸せな学校生活を送っている。

ちなみに僕の名前は粕田 勇気であり、その頭文字をとって「カス」、素晴らしきあだ名まで授かった。

さて、現実逃避はやめて現実をみよう。どう見てもイジメである。ありがとうございます。

中学の時はこのようなイジメはなく、仲のいい友達もいた。しかし一緒に高校に上がった友達もイジメの開始とともに1人を除き距離をとった。そして残ったのが暴力的な友達である。

このイジメに意味などなくただ名前が粕田、カス、じゃあこいつカスみたいなやつなんだ!いじめちゃうぜぇ、ワイルドだろぅ的な感じである。

「ちょっと!ゆうちゃんに言わないで自分達で買いに行きなよ!」

…違った。いま僕を庇った佐藤 氷華、いわゆるクラスのマドンナ(古い?気にするな。)が僕と仲がいいのが気に入らないのだろう。なにを隠そうこの氷華こそが僕に残された唯一の友達である。

「なんだよ氷華、ほんの冗談だろ〜」

そう言いながらカーストトップの空野 天馬が僕を睨む。…全然冗談じゃないやないのぉ。

これが僕たちのクラスの日常であり、これが3年間続くのか、嫌だなぁとか思っていた。これからくる非日常のことなど想像もせずに…


「ゆうちゃんお昼食べよぉ〜」

うん、今日も周りの目に殺意がこもってるね、そろそろ視線だけで戦闘力1の僕なら殺せそうだよ。

「氷華、そんなやつほっといて俺らと食おうや。」

「無理。ゆうちゃんと食べる。」

そして氷華を誘った天馬は断られると同時に僕を睨む。もう嫌だ、そろそろ睨まれすぎて石になりそう。

「氷華、僕はいいからみんなと食べておいで」

そう言った時に突然教室の床が光りだし、魔法陣のようなものが浮かび上がった。

「うおっ!」「なにこれ、すげぇ」「怖〜い!」

などクラスメイトが様々な反応を見せる中勇気は

(うーん、テンプレすぎる、20点)などとテンパりすぎて意味不明なことを考えていた。

そしてこの日、某高校のクラスが1つ消滅した。

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