3/10
ハロウィン大作戦〜ミュートロギア編〜 其ノ壱
久々のSS更新!
読んでいただけると嬉しいです^^*
「さて、作戦会議を始めようか」
照明器具の一切を落とした部屋。しかし、全くの暗闇という訳では無い。整然と並んだモニターのいくつかが青白い光を放ち、彼らにはその明かりで十分であった。
「今回はキミも協力してくれるようだね」
「勿論ッすよ」
クックック……という、不気味な男の笑い声。
作戦会議。
彼等は今から何を話し合うつもりなのか。
先程、男の質問に答えた赤い髪の青年、その隣に座っていた少女がバンッと机を叩く。
「たったこれだけ……ッ?」
苛立ち気味の彼女の言葉に、男が答える。
「仕方ないよ、こだま。みんな真面目過ぎるんだよ。――でもね」
男が目の前にあったパソコンを開ける。
ブルーライトが緑色の髪をした彼の顔を暗闇の中から浮かび上がらせた。その口元は口が裂けんばかりの笑み。
カタカタカタとキーボードを操り、とあるウィンドウを表示させた。
他の二人もそれを覗き込む。
「セギさん……コレって」
「えーと、なになに……」
暫くの沈黙。
そして、
「「ハッピー(?)ハロウィン大作戦……ッ?」」